「それ、少しくらいなら大丈夫かな?」
愛犬に人の食べ物をあげるとき、ついそんな気持ちになってしまうことはありませんか。しかし私たちにとって何気ない食材でも犬にとっては命に関わる危険な“毒”になるものが少なくありません。
実際にチョコレートや玉ねぎ、ぶどうなどの誤食によって動物病院に緊急搬送されるケースは後を絶たないのが現状です。しかも中毒症状はすぐに出ないこともあり、気づいたときには重症化していることもあります。
この記事では犬に食べさせてはいけない食べ物を危険度別に分かりやすく紹介するとともに、中毒時の症状や正しい対処法、動物病院での治療内容や費用の目安まで詳しく解説します。
大切な家族である愛犬を守るためにぜひ一度知っておいてほしい内容です。
犬(わんちゃん)に食べさせてはいけない食べ物
以下では
- 【危険度:高】命に関わる毒性があるもの
- 【危険度:中】与えすぎると健康を害するもの
- 【危険度:低〜中】気をつけたい食べ物
- 【注意】「与え方」を間違えると危険なもの
の順で説明していきます。
【危険度:高】命に関わる毒性があるもの

これらは少量でも中毒を起こし、最悪の場合は死に至るため絶対に与えてはいけません。
チョコレートやココア
チョコレートやココアに含まれる「テオブロミン」「カフェイン」は、犬が分解・排出するのが非常に苦手な成分です。体内に長く残り、少量でも中毒を起こします。特にビターチョコやココアパウダーは危険度が高いです。
下痢、嘔吐から始まり、過度な興奮、心拍数の上昇、震え、痙攣、昏睡、最悪の場合は心不全で死に至ります。
ネギ類(玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、ニンニク)
含まれる「有機チオ硫酸化合物」が赤血球の中のヘモグロビンを酸化させ、赤血球を破壊(溶血)させます。加熱してもエキスが溶け出したスープであっても毒性は消えません。
重度の貧血(溶血性貧血)、血尿、ふらつき、黄疸、心拍数の増加。摂取後すぐではなく数日経ってから症状が出るのが特徴です。
ブドウ・レーズン
原因物質は特定されていませんが、犬にとって腎不全を引き起こす非常に危険な食材です。少量でも重症化する個体差があります。
激しい嘔吐、下痢、食欲不振。進行すると「急性腎不全」を起こし、尿が出なくなる(無尿)状態になると極めて生存率が低くなります。
キシリトール
ガムやお菓子に含まれる人工甘味料です。犬が摂取すると膵臓からインスリンが大量に放出され、血糖値が急激に下がります。また肝細胞の壊死を引き起こすこともあります。
摂取後30分〜1時間以内に起こる低血糖(ぐったりする、痙攣、意識混濁)。その後、数日以内に深刻な肝不全や凝固障害を引き起こします。
マカダミアナッツ
犬に有害な成分が含まれており、神経や筋肉に影響を与えます。原因物質は不明ですが中毒例が多く報告されています。
後ろ足の脱力感・麻痺、歩行困難、嘔吐、発熱、震え。通常は12〜48時間以内に回復することが多いですが、小型犬には大きな負担です。
銀杏
「メチルピリドキシン」という毒素が神経に作用し、中毒を引き起こします。加熱しても危険です。
嘔吐、下痢、痙攣、呼吸困難、めまい。大量に食べると命に関わる神経症状を引き起こします。
アボカド
「ペルシン」という殺菌成分が、犬によっては中毒反応を起こします。また大きな種を丸飲みして窒息したり腸閉塞を起こしたりする物理的な危険も非常に高いです。
軟便、下痢、嘔吐。品種や個体差がありますが、特に皮や種に近い部分は危険です。
アルコール
犬はアルコールを分解できず、中枢神経や肝臓に強いダメージを与えます。少量でも命に関わります。
嘔吐、ふらつき(千鳥足)、呼吸低下、不整脈、昏睡、急性アルコール中毒による死亡。
カフェイン
コーヒー、エナジードリンク、お茶などに含まれ、心臓や神経を強く刺激します。チョコレート同様、分解が困難です。
異常な興奮、落ち着きのなさ、心拍数の急上昇、不整脈、痙攣。
香辛料
毒性は低いですが、刺激が強すぎて消化器官の粘膜を激しく傷つけます。また、肝臓や腎臓に大きな負担をかけます。
激しい下痢、嘔吐、感覚麻痺、胃腸炎。嗅覚が非常に鋭いため、匂いを嗅ぐだけでも鼻の粘膜を痛めます。
【危険度:中】与えすぎると健康を害するもの

「少量なら大丈夫」でも、日常的に与えると内臓に大きな負担をかけます。
レバー
レバーは栄養価が高い反面、ビタミンAを非常に多く含む食材です。長期間・大量に与えると「ビタミンA過剰症」を引き起こす可能性があります。
関節の痛み、骨の変形や異常な増殖、歯が抜ける、被毛のパサつき。重症化すると首や背中の骨が固まり、動けなくなることもあります。
乳製品(牛乳・チーズ)
犬の多くは乳製品に含まれる糖分(乳糖)を分解する酵素「ラクターゼ」を十分に持っていません(乳糖不耐症)。また人間用のチーズは塩分と脂質が犬にとっては高すぎます。
下痢、腹痛、嘔吐。長期間チーズなどを与え続けると、高い脂質が原因で「膵炎(すいえん)」を引き起こしたり、肥満による関節疾患を招いたりします。
煮干し・かつお節
カルシウム・リン・塩分が多く、与えすぎるとミネラルバランスが崩れる原因になります。尿路結石のリスクもあります。
「尿路結石(ストルバイト結石など)」。何度もトイレに行くのに尿が出ない、血尿、排尿時の痛み。悪化して尿道が詰まると「尿毒症」を起こし、命に関わります。
人間用の加工食品(ハム・パンなど)
犬が必要とする塩分量は人間の3分の1以下です。加工食品には犬の腎臓では処理しきれないほどの大量の塩分、糖分、そして添加物が含まれています。
慢性的な心臓病や腎臓病。パンなどは急激な血糖値の上昇を招き、糖尿病の原因にもなります。また、添加物によるアレルギー反応や、皮膚のかゆみが出ることもあります。
脂身の多い肉・揚げ物
犬の体は高脂肪な食べ物を消化するようにはできていません。特に揚げ物や肉の脂身を大量に摂取すると、消化液を出す「膵臓(すいぞう)」が自身の酵素で自分を消化してしまうほど激しい炎症を起こします。
「急性膵炎」。激しい嘔吐、背中を丸めて震えるほどの腹痛、下痢、食欲不振。膵炎は非常に痛みが強く、放置すると数日で命を落とすこともある恐ろしい病気です。
【危険度:低〜中】気をつけたい食べ物

食材そのものというより、犬特有の体質によって反応が異なるものです。
生卵(白身)
生の白身に含まれる「アビジン」という成分が皮膚や被毛の健康を保つビタミン(ビオチン)の吸収を激しく阻害するためです。ただし黄身と一緒に食べたり、加熱したりすればアビジンが変性するため問題ありません。また生肉同様に「サルモネラ菌」などによる食中毒のリスクもあります。
「ビオチン欠乏症」による皮膚炎、脱毛、被毛のパサつき。また、細菌感染による激しい下痢や嘔吐、発熱が起こることがあります。
ほうれん草
ほうれん草に豊富に含まれる「シュウ酸」が原因です。シュウ酸は体内のカルシウムと結合しやすく、尿路で結晶化して石を作ってしまいます。特に結石ができやすい体質の犬や尿路疾患の既往歴がある犬には非常にリスクが高い食材です。
「尿路結石(シュウ酸カルシウム結石)」。何度もトイレに行くのに尿が出ない、排尿時の痛み、血尿など。このタイプの結石は食事療法で溶けにくいため、手術が必要になるケースも多いです。
【注意】「与え方」を間違えると危険なもの

食べても良い食材ですが、形状や調理法によって事故に繋がるものです。
鶏の骨(特に加熱したもの)
加熱した鶏の骨は噛んだときに「縦に鋭く裂ける」という性質があります。尖った破片が喉、食道、胃や腸の粘膜に突き刺さったり、切り裂いたりする恐れがあるため非常に危険です。加熱した骨は絶対に与えないでください。
もし与えるなら圧力鍋で指で潰れるほどホロホロに柔らかくするか、市販の犬用骨ガムなどを選びましょう。
激しい嘔吐、吐血、腹痛。最悪の場合、消化管に穴が開く(穿孔)や腹膜炎を起こし、緊急手術が必要になります。
大きな果物・野菜(リンゴ、キャベツの芯)
犬は食べ物をしっかり噛まずに「丸飲み」する習性があります。大きな塊のまま飲み込むと、食道や腸に詰まってしまう「閉塞事故」が非常に多いです。特にリンゴの芯やキャベツの芯は硬く、喉に詰まりやすいです。
リンゴは皮を剥いて5mm角程度に細かく刻むか、すりおろして与えましょう。キャベツの芯などの硬い部分は細かく刻んだ上で柔らかく茹でてから与えるのが安全です。
窒息、激しい嘔吐、呼吸困難。腸に詰まると(腸閉塞)、数日で命に関わる重篤な状態になります。
生肉・生魚
鮮度の低い生肉にはサルモネラ菌やカンピロバクター、生魚にはアニサキスなどの寄生虫や細菌が潜んでいるリスクがあります。また生の淡水魚(コイ、フナなど)にはビタミンB1を壊す酵素が含まれています。基本的には「加熱」して与えるのが一番安全です。
もし生で与える場合は必ず「ペット用の生食用」として販売されている新鮮なものを選び、衛生管理を徹底してください。
激しい下痢、嘔吐、発熱、食中毒症状。ビタミンB1が欠乏すると、ふらつきや神経症状が出ることもあります。
イカ、タコ、貝類
これらは非常に弾力があり、犬にとっては極めて消化が悪い食材です。胃腸でうまく消化されず消化不良を起こしやすい代表格です。またこれらもビタミンB1を分解する酵素(チアミナーゼ)を含んでいます。積極的にはおすすめしませんが、もし与えるなら「しっかり茹でて、さらに細かくみじん切り」にして、トッピング程度の少量に留めましょう。
嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振。特に「イカを食べて腰を抜かす」という言葉がある通り、多量に摂取するとビタミンB1欠乏によるふらつき(神経症状)が出ることがあります。
食べ物以外で犬(わんちゃん)が食べてはいけないもの

わんちゃんは好奇心旺盛で、食べ物でないものも口に入れてしまうことがあります。特にこれらは命に関わる危険性が高いため、飼い主としてリスクを正しく理解しておくことが重要です。
観葉植物・生花
多くの植物には、犬にとって毒性のある成分が含まれています。
例えばユリ科は腎不全、ポトスやアイビーは口内の炎症、アザレアは心不全を引き起こす可能性があります。食べるだけでな花瓶の水を飲んで中毒を起こすケースもあるため、置き場所には細心の注意が必要です。
薬・サプリメント
人間用の薬は犬にとって成分が強すぎたり、分解できない成分が含まれていたりします。
風邪薬や解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)は、少量でも重篤な貧血や肝不全を招きます。また、キシリトール入りのサプリは低血糖を引き起こします。
「人間用だから少しなら大丈夫」という判断は絶対に禁物です。
タバコ
ニコチンによる急性中毒を引き起こします。
1本分でも小型犬には致死量になり得ます。摂取後すぐに嘔吐、下痢、震え、脈拍異常が現れます。吸い殻だけでなく、ニコチンが溶け出した「吸い殻が入った灰皿の水」を飲むのが最も危険です。
ボタン電池
おもちゃやリモコンに入っているボタン電池の誤飲は緊急事態です。
消化管内で放電が起こり、短時間で食道や胃の粘膜を壊死(腐食)させ、穴を開けてしまうことがあります。症状が出るまで待つ余裕はありません。飲み込んだ疑いがあれば即座に病院へ。
乾燥剤・脱酸素剤
お菓子やドッグフードの袋に入っているものです。
「生石灰(酸化カルシウム)」が含まれるタイプは水と反応して高熱を出すため、口内や食道に激しい火傷を負わせます。「シリカゲル」は比較的毒性は低いですが、袋ごと飲み込むと腸閉塞の原因になります。
保冷剤(エチレングリコール)
特に古いタイプや安価な保冷剤には「エチレングリコール」が含まれていることがあります。
甘みがあるため犬が好んで舐めてしまいますが摂取すると深刻な急性腎不全を起こし、死に至る確率が非常に高い物質です。最近は「プロピレングリコール」など比較的安全なものも増えていますが、見た目では判断できないため、噛み癖のある子には与えないでください。
竹串・つまようじ
唐揚げや焼き鳥の匂いがついた串は、犬にとって非常に魅力的です。
鋭利な先端が喉、食道、胃、腸を突き刺し、腹膜炎などの重篤な合併症を引き起こします。レントゲンに写りにくいため、手術で取り出すのが難しくなる厄介な異物です。
紐(ひも)・糸
裁縫セットの糸や、おもちゃの紐などが該当します。
腸の中で紐が絡まると、腸がアコーディオン状に縮まってしまう「線状異物」という状態になり、腸が壊死してしまいます。お尻から紐が出ているのを見つけても、絶対に無理に引っ張らないでください。 腸を切り裂いてしまう恐れがあります。
犬(わんちゃん)が中毒になっている時の症状

わんちゃんが中毒を起こしているとき、体の中では毒素を排出しようとする防衛反応や、神経・内臓への深刻なダメージが同時に起こっています。
それぞれの症状がなぜ起こるのか、どのような危険が潜んでいるのかを詳しく解説します。
嘔吐・下痢
わんちゃんの体が「体内に入った有害なものを外に出そう」とする防衛反応です。
中毒物質そのものの刺激や毒素が胃腸の粘膜を傷つけることで起こります。単なる食べ過ぎとの違いは何度も激しく繰り返したり、嘔吐物から異臭や薬品臭がしたりする点です。特にタバコや特定の植物、殺虫剤などを摂取した直後によく見られます。
激しい下痢や嘔吐は短時間で深刻な脱水症状を引き起こし、体力を急激に消耗させます。症状が一度収まったように見えても体内では毒素の吸収が進んでいる可能性があるため、軽く考えず早急な受診が必要です。
よだれが止まらない(流涎)
口の中に入れたものが強い刺激物であったり、神経系に作用する毒素を含んでいたりする場合に見られるサインです。
保冷剤(エチレングリコール)や洗剤、あるいは刺激の強い植物(ポトスなど)を舐めた際に口腔内の痛みや吐き気から大量のよだれが出ます。またニコチン中毒や農薬、殺虫剤などが神経に作用し、自律神経が混乱して唾液の分泌が止まらなくなることもあります。
顔周りがベタベタになるほどよだれを流し、口をクチャクチャさせたり前足で顔をこすったりする仕草が見られたら、何らかの化学物質や植物を口にした可能性が非常に高いと考えられます。
震え・けいれん
脳や末梢神経が毒素によってダメージを受けている、非常に危険な状態です。
玉ねぎ中毒による重度の貧血や、チョコレート(テオブロミン)、カフェイン、殺虫剤などの摂取によって起こります。初期は手足の細かい震えから始まり、進行すると体全体をガクガクと硬直させる「けいれん」に繋がります。けいれん中は体温が急上昇し、脳に深刻な後遺症を残したり、そのまま呼吸が止まったりする恐れがあります。
わんちゃんの名前を呼んでも反応がなかったり意識が遠のいているような震え方の場合は一分一秒を争うため、すぐに夜間救急などの病院へ連絡してください。
元気消失・ぐったりする
毒素が全身に回り、内臓機能が低下している際に見られます。
特に人間用の解熱鎮痛剤や保冷剤による急性腎不全などは、目立った嘔吐がなくとも「急に動かなくなる」のが特徴です。また玉ねぎやニンニクによる中毒では赤血球が破壊され、深刻な貧血(溶血性貧血)が起こるため、酸素が全身に行き渡らず少し歩くだけで座り込んだり、ハァハァと苦しそうな息づかいになったりします。
単なる疲れに見えることもありますが、呼びかけに対する反応が鈍く目つきがうつろで力なく横たわっている場合は、体内での内臓破壊や酸欠が進んでいるサインです。
食欲不振・意識障害
毒素が肝臓や腎臓に大きな負担をかけ、代謝機能が壊れている際や脳に直接ダメージがある際に見られる重篤な症状です。
大好きなはずのおやつも全く受け付けない状態は体に強い異変が起きている証拠です。意識障害については足元がふらついて千鳥足になったり、壁に頭を押し付けたまま動かなくなったり、あるいは昏睡状態に陥ったりします。これはキシリトールによる低血糖や、重度の中毒による脳症などで起こります。
意識がはっきりしない状態で無理に水や薬を飲ませると、誤嚥(ごえん)して肺炎を起こす危険があるため何も飲ませず病院へ搬送してください。
血便
毒素によって胃や腸の粘膜が激しく炎症を起こし、出血している状態です。
真っ赤な鮮血が混じることもあれば胃など上部消化管での出血が原因で、イカ墨のような「黒いタール状の便」が出ることもあります。特に殺鼠剤(ネズミ駆除剤)を誤飲すると血が止まらなくなる凝固不全を起こし、全身の粘膜や腸から出血が止まらなくなります。
血便が出るということは消化管のダメージが相当進んでいるか、全身の止血機能が失われている証拠であり、非常に緊急性が高い状態です。
便の状態を写真に撮り、可能であれば現物を持ってすぐに獣医師の診察を受けてください。
誤って食べてしまった時の対処法

わんちゃんが異物や毒性のあるものを飲み込んでしまった時、飼い主さんの「最初の数分〜数十分の行動」が命を左右します。パニックにならず、以下の手順で冷静に対処してください。
まずは「現状確認」と「口の中」をチェック
口の奥に見えていても無理に取ろうとすると奥へ押し込んだり、噛まれたりする危険があります。
何をどれくらい食べたか特定するために、かじられた残骸や袋、パッケージ(成分表)を保管してください。
すぐに動物病院へ連絡する
受診前に電話を入れ、以下の情報を伝えると処置がスムーズになります。
- 何を飲んだか: 商品名、植物名、成分など
- いつ飲んだか: 何分前、何時間前
- どのくらい飲んだか: 1個、1本、数ミリなど
- 今の状態: 震えている、吐いている、ケロッとしている等
絶対にしてはいけない「3つの禁忌」
- 無理に吐かせない
鋭利なもの(竹串・針)や腐食性のあるもの(電池・強酸/強アルカリ)は、吐き出す際に食道を傷つけ、状態を悪化させます。
※ネットにある「塩水を飲ませる」方法は、塩分過多で命を落とす危険があるため、絶対に行わないでください。 - お尻から出た紐を引っ張らない
紐が腸に絡まっている場合、引っ張ると腸を切り裂いてしまいます。 - 様子を見ない
中毒症状や腸閉塞の症状(嘔吐など)が出てからでは手遅れになるケースが多いです。
- 夜間救急病院の確認
かかりつけ医が閉まっている時間に備え、24時間対応の病院をスマホに登録しておきましょう。 - 誤飲チェッカー
食べたものが「中毒」に該当するか迷った際、すぐに調べられるアプリやサイトをブックマークしておくと便利です。
動物病院でされる処置と治療費はいくらくらい?

わんちゃんが異物を誤食してしまった際、病院で行われる処置はその異物の「種類」「大きさ」「食べてからの経過時間」によって大きく異なります。
それぞれの処置内容と、気になる費用の目安(一般的な動物病院の相場)をまとめました。
催吐(さいと)処置:吐かせる処置
食べてから30分〜2時間以内で、まだ胃の中にものがある場合に行われます。
- 内容:薬剤を注射または点滴し、強制的に嘔吐を誘発させます。
- 治療費目安:10,000円 〜 20,000円前後
内視鏡処置:カメラで取り出す
吐かせることができない形状のもの(鋭利なものなど)や、催吐処置で出なかった場合に行われます。
- 内容:全身麻酔をかけ、口からカメラを入れて異物をキャッチして引き上げます。体にメスを入れないため、当日〜翌日に退院できるのがメリットです。
- 治療費目安:80,000円 〜 150,000円前後
開腹手術:お腹を切って取り出す
異物がすでに腸に流れて詰まっている(腸閉塞)場合や、内視鏡で取れないほど大きい場合に行われます。
- 内容:全身麻酔下で腹部を切開し、胃や腸から異物を直接取り出します。数日〜1週間程度の入院が必要です。
- 治療費目安:20,0000円 〜 400,000円前後
中毒治療(胃洗浄・点滴)
チョコレートや薬物など、形のない「毒物」を摂取した場合に行われます。
- 内容:胃を洗浄したり、活性炭を飲ませて毒素を吸着させたりします。点滴で毒素の排出を促すため、数日の入院になるケースが一般的です。
- 治療費目安:30,000円 〜 100,000円前後(入院期間による)
「吐かせるだけ」で済めば1〜2万円ですが、腸に流れて「手術」になると10倍以上の費用がかかります。早めの受診がわんちゃんの負担も家計の負担も最小限にします。
【安心・安全】おすすめのドッグフード5つ
ドッグフード工房

ドッグフード工房は累計販売量4,700万食を突破し、獣医師の96%(※1)が推奨しているオールナチュラルドッグフードです。
保存料・合成ミネラル・着色料などの不要な添加物は一切使用せず、天然素材のみを使用。AAFCO(※2)の栄養基準もクリアしており、安心して与えられる品質が特長です。新鮮な精肉や栄養価の高い野菜、良質な小麦粉を厳選し、高温加熱は行わず低温の風でじっくり乾燥することで素材本来の旨みと栄養を大切に仕上げています。
フードの種類は馬肉・鶏肉・鹿肉・野菜の4タイプを展開しており、いずれも全犬種・成犬以上に対応。さらに年間3万円以上の購入で、ドッグフード工房公式通販サイトで使えるポイントが付与される特典も用意されています。
- 普通粒200お試しセット:500円
- 小粒200gお試しセット:500円
※1調査機関:Vet’sEye ベッツアイ、調査対象:全国の獣医師115名、調査方法:製品を使用したうえでのアンケート、調査時期:2021年11月
※2AAFCO(米国飼料検査官協会)とは、ペットフードの栄養基準やラベル表示に関する基準を制定しているアメリカの団体
モグワンドッグフード

モグワンドッグフードは累計販売数600万個を突破し、会員数も100万人を超える多くの飼い主から支持されている人気のドッグフードです。
愛犬の食いつきの良さと健康の両立を追求し、原材料の選定から粒の大きさ・硬さに至るまで、細部まで徹底的にこだわって作られています。フレーバーは「チキン&サーモン」と「マグロ&白身魚」の2種類を展開。動物性たんぱく質を50%以上配合し、高品質な肉や魚をたっぷり使用しているため香りが豊かで嗜好性の高さにも定評があります。
またグレインフリー設計を採用し、穀物の代わりにサツマイモやエンドウ豆を使用することで消化へのやさしさにも配慮。体に負担をかけにくいレシピとなっています。
全犬種・全年齢に対応しているため、子犬からシニア犬まで幅広く与えられ毎日の食事を通して愛犬の健康をしっかりサポートしてくれるドッグフードといえるでしょう。
アランズナチュラルドッグフード

アランズナチュラルドッグフードは累計販売数130万個を突破した実績を持つ、自然素材にこだわったプレミアムドッグフードです。
使用している原材料は主原料のラム肉を含めてわずか9種類のみ。着色料や香料、グレイン(穀物)は一切使用せず、自然素材そのものの力で栄養バランスを整えています。さらにアレルギーの原因になりやすいとされる穀物・乳製品・牛肉・豚肉も不使用。シンプルで無駄のない配合にすることで食物アレルギーが気になる愛犬にも配慮されています。
また専門知識を持つスタッフが約30名常駐しており、飼い主からのさまざまな質問や相談に対応できる体制が整っているのも安心できるポイントです。商品選びに関する疑問はもちろん、日々の愛犬との暮らしの中で不安を感じたときにも、気軽に相談できるサポート体制が用意されています。
ニュートラム

ニュートラムは1993年にカナダで設立され、創業30周年を迎えた実績あるペットフードメーカーです。現在では世界32か国への出荷実績を持ち、高品質なプレミアムドッグフードとして多くの飼い主から支持されています。
カナダ産の新鮮で厳選された原材料を使用し、人工添加物や合成保存料は一切不使用。自然由来の素材にこだわり、高たんぱく・低糖質/低GI設計に加え、穀物不使用(グレインフリー)を採用しています。特定の栄養ニーズにも対応したドライドッグフードとして、幅広く愛用されているのが特長です。
商品ラインナップは全8種類あり、小型犬から大型犬まで対応。愛犬の体格や健康状態、目的に合わせて選べる点も魅力です。さらに公式サイトでは、8,000円以上の購入で送料無料となるサービスも提供されています。
- 100g×3袋のパックを送料無料でお届け!
ブラバンソンヌ

ブラバンソンヌはベルギー発のペットフードブランドで、年齢や犬種、ライフステージに応じて選べる幅広いラインナップを展開しています。
原材料にはヨーロッパ産の天然素材を使用。消化しやすく栄養価の高いチキンやフィッシュといった高たんぱく食材を中心に、野菜や果物をバランス良く配合しています。さらに食物繊維やオリゴ糖を取り入れることで腸内環境にも配慮し、獣医師監修のもと開発されたオリジナルレシピとなっています。
着色料や香料は使用せず、穀物アレルギーに配慮したグレインフリー設計。愛犬の健康と安全を第一に考えた安心して与えられるペットフードです。
まとめ

犬にとって安全な食べ物と危険な食べ物の境界線は私たちが思っている以上にシビアです。
「少しだけ」「今までは大丈夫だった」という油断が、取り返しのつかない事態を招くこともあります。特に中毒を引き起こす食材は家庭の中にごく普通に存在しており、誰にでも起こりうるリスクです。
もし誤って危険なものを食べてしまった場合は自己判断をせず、できるだけ早く動物病院へ相談することが何よりも大切です。また日頃から人の食べ物を与えず、犬の体に合わせて作られた安心・安全なドッグフードを主食にすることが、中毒を防ぐ最も確実な方法でもあります。
正しい知識を持ち少し意識を変えるだけで、愛犬の命と健康はしっかり守れます。これからも安心して一緒に過ごすためにぜひ日常の食事を見直してみてください。
