子犬用ドッグフードのおすすめはどれ?|正しい選び方と与え方を徹底解説

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子犬を迎えたばかりの頃は「どんなドッグフードを選べばいいの?」「成犬用とは何が違うの?」と悩むことが多いですよね。
子犬の時期は体も内臓もぐんぐん成長する大切なタイミング。毎日食べるドッグフードは健康な体づくりの土台になる重要なポイントです。

しかし子犬用ドッグフードは種類が多く、原材料や栄養成分もさまざまで初めての方ほど迷ってしまいがちです。

この記事では子犬用ドッグフードの基本的な選び方から月齢に合わせた正しい与え方、さらに目的別のおすすめタイプまでを分かりやすく解説します。
大切な愛犬が元気に成長できるよう、一緒にぴったりのフードを見つけていきましょう。

目次

子犬用のドッグフードが必要な理由

子犬に専用のドッグフードが必要とされる最大の理由は子犬期が一生の健康を左右する「体の土台づくり」の重要な時期だからです。

子犬は生後わずか1年ほど(大型犬では2年弱)で成犬の体格にまで急成長します。この短期間で筋肉や内臓、血液などを一気に作り上げるため、体重1kgあたりで見ると成犬の約2〜4倍ものたんぱく質を必要とします。
しかし子犬は胃が小さく、一度に多くの食事を摂ることができません。そのため子犬用ドッグフードは少ない量でも効率よくエネルギーを補給できるよう、高カロリー・高脂質に設計されています。

さらに健全な骨格を形成するためにはカルシウムとリンのバランスが非常に重要です。単に含有量が多ければよいわけではなく、およそ1.2〜2:1という適切な比率で配合されている必要があります。成犬用フードでは成長期に必要なミネラル量が不足しがちで、将来的な関節トラブルや骨の変形を防ぐためにも子犬専用フードによる栄養補給が欠かせません。

また子犬の胃腸はまだ未発達でとてもデリケートです。子犬用フードには消化吸収に優れた高品質な原材料が使われており、少量でも効率よく栄養を吸収できるよう配慮されています。
加えて小さな口でも食べやすく、噛み砕きやすい粒形状に工夫されている点も特長です。
さらに脳の健全な発育をサポートするDHA(ドコサヘキサエン酸)などが配合されていることも、子犬用ドッグフードならではの大きなメリットと言えるでしょう。

成犬に子犬用フードを与え続けると栄養過多で肥満になるリスクがあります。
逆に子犬に成犬用を与えると発育不全を招く恐れがあります。犬種によって時期は異なりますが(小型犬なら生後8〜10ヶ月頃、大型犬なら18〜24ヶ月頃)、適切なタイミングで切り替えることが大切です。

子犬用のドッグフードはいつまで?

子犬用のドッグフード(パピーフード)を卒業するタイミングはその子が「成犬の体格」になる時期が目安です。

犬は体の大きさが大きいほど大人になるまで(骨格が完成するまで)に時間がかかるため、以下の表を参考に切り替えるのが一般的です。

超小型・小型犬
(チワワ、プードル、柴犬など)
生後8ヶ月 〜 10ヶ月頃
中型犬
(コーギー、ビーグルなど)
生後12ヶ月(1歳)頃
大型犬
(レトリーバー、ハスキーなど)
生後18ヶ月(1歳半)頃
超大型犬
(バーニーズ、ピレネーなど)
生後24ヶ月(2歳)頃

1日の食事回数と与える量

子犬にご飯をあげる際、「月齢(成長段階)」と「体重」に合わせて細かく調整することが大切です。
子犬の消化器官はまだ未発達で一度にたくさん食べられないため、回数を分けて負担を減らす必要があります。

◎与える回数

  • 離乳〜生後4ヶ月頃:1日3〜4回
    まだ胃が非常に小さいため、小分けにして与えます。空腹時間が長すぎると「低血糖」を起こすリスクがあるため注意が必要です。
  • 生後5ヶ月〜成犬期まで:1日2〜3回
    消化機能が安定してきたら徐々に回数を減らします。大型犬の場合は胃捻転のリスクを避けるため成犬になっても1日2回以上が推奨されます。

◎与える量

「子犬だから一律◯g」という決まりはなく、以下の2点を確認して決めます。

  • パッケージの給与量表を見る
    ドッグフードによってカロリーが異なるため、必ず袋の裏面にある表を確認してください。ここで注意すべきは、多くのメーカーが「現在の体重」ではなく「成犬時の予想体重」を基準にしている点です。
  • 「今の月齢」と「今の体重」を照らし合わせる
    成長期は驚くほど早く体重が増えます。1週間に一度は体重を量り、それに基づいて給餌量を更新しましょう。

子犬用のドッグフードの選び方

子犬用のフード選びは、まさに「健康な体への投資」です。
選ぶ際にチェックすべき4つの重要ポイントを分かりやすくまとめました。

ポイント
  • 子犬用やパピー用と表記されたものにする
  • 子犬が食べやすい粒のサイズを選ぶ
  • 総合栄養食をえらぶ
  • 安全性にこだわるなら無添加なものを選ぶ
  • 1ヶ月以内に食べ切れる量を買う
  • アレルギー配慮されたドッグフードを選ぶ
  • 栄養バランスをチェックする

子犬用やパピー用と表記されたものにする

子犬は成犬と比較して体重1kgあたり約2〜3倍のエネルギーを必要とします。

そのため「子犬用」や「パピー用」と表記されたフードは少ない食事量でも効率よく栄養が摂れるよう高タンパク・高脂質に設計されています。成犬用を代用すると成長に必要な栄養が不足し、骨格や内臓の発育不全を招く恐れがあります。
また子犬特有のデリケートな胃腸でも消化しやすいよう原材料が厳選されているのも特徴です。

犬種によって時期は異なりますが、体が完成するまではこの専用フードで「健康的な成長」をしっかりとサポートしてあげることが大切です。

子犬が食べやすい粒のサイズを選ぶ

子犬は顎の力が弱く、口も小さいため粒のサイズ選びは食いつきや安全性に直結します。

基本的には「超小粒」や「小粒(5〜10mm程度)」を選ぶのがベストです。粒が大きすぎると噛み砕けずに喉に詰まらせたり、丸飲みして消化不良を起こしたりするリスクがあります。
また粒の形状も重要で、真ん中に穴が空いたドーナツ型などはお湯でふやかす際に芯まで水分が浸透しやすく、離乳期の食事としても非常に便利です。

もし選んだフードが大きい場合は手間ですが袋の上から叩いて砕いてあげると、愛犬の食事のストレスを減らすことができます。

総合栄養食をえらぶ

毎日の主食にするなら必ずパッケージに「総合栄養食」と記載があるものを選びましょう。

これはそのフードと新鮮な水だけで子犬が健康に育つための栄養をすべてカバーできることを証明する基準です。市販のフードには「一般食」や「副食」という、いわば「おかず」のようなものも混在していますが、これらは特定の栄養素が足りないため、主食として与え続けると深刻な栄養失調を招く恐れがあります。バランスの計算を自分でする必要がなく、安心して与えられる「総合栄養食」こそが、子犬の土台作りにおける最も確実な選択肢となります。

安全性にこだわるなら無添加なものを選ぶ

子犬の体は化学物質の影響を受けやすいため、安全性を重視するなら「人工添加物(着色料、香料、強力な保存料)」が使われていない無添加フードがおすすめです。

特に「BHA」「BHT」などの化学合成された酸化防止剤や見た目を良くするための着色料は、長期間の摂取で健康リスクを懸念する声もあります。無添加フードは天然由来の成分(ビタミンEやローズマリー抽出物など)で保存性を高め、素材本来の香りで食いつきを促します。

体への余計な負担を減らすことで涙やけの改善や健康な皮膚・被毛の維持にもつながりやすいというメリットがあります。

1ヶ月以内に食べ切れる量を買う

ドッグフード、特にドライフードは開封した瞬間から空気に触れて「酸化」が始まります。

油分が酸化すると風味が落ちるだけでなく、下痢や嘔吐の原因になったり、肝臓に負担をかけたりと健康に悪影響を及ぼします。そのため開封後1ヶ月以内に使い切れるサイズ(内容量)を購入するのが鉄則です。大袋の方が割安ですが、酸化が進んだフードは栄養価も低下してしまいます。
特に保存料を抑えた無添加フードは劣化が早いため注意が必要です。

愛犬が1日に食べる量を計算し、常に新鮮な状態で提供できる「ちょうど良いサイズ」を選ぶことが、食の安全を守る近道です。

アレルギー配慮されたドッグフードを選ぶ

子犬期に皮膚の痒みや下痢が続く場合、食物アレルギーの可能性があります。

アレルギー配慮型を選ぶ際は「タンパク源が明確か」をチェックしましょう。「肉類」といった曖昧な表記ではなく、「チキン」「ラム」「サーモン」など特定の肉が1種類に絞られているものが管理しやすいです。
またアレルギーの原因になりやすい小麦やトウモロコシを避けた「グレインフリー(穀物不使用)」も選択肢の一つ。

ただし子犬期は多くの食材に慣れさせて免疫を作る時期でもあるため、特に症状がない場合は極端に制限しすぎず、質の高いタンパク質をバランスよく摂らせることを優先してください。

栄養バランスをチェックする

「子犬用」であることに加え、具体的な栄養素のバランスも確認してみましょう。

特に注目したいのは「カルシウムとリンの比率」です。骨格形成のために重要ですが、多すぎても少なすぎても骨の異常を招くため適切な比率(およそ1.2〜2:1)で配合されていることが理想です。
また脳や神経の発達をサポートする「DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)」が含まれているかどうかも、学習能力を高めたい成長期には嬉しいポイントです。

原材料の1番目に「質の良い肉」が記載されており、これらの補助成分がしっかり含まれているものを選ぶことで体も頭も健やかな成長が期待できます。

おすすめの子犬用ドッグフード

Treats Factory

おすすめポイント
  • 徹底した「無添加・天然素材」へのこだわり
  • 厳選されたセレクトブランドを取り扱ってる
  • アレルギーや健康への配慮

Treats Factory(トリーツファクトリー)はイギリス産のナチュラルドッグフードを中心に展開するブランドです。合成着色料・保存料・香料を一切使用せず、愛犬の「食べるよろこび」と「健康」を第一に考えたフードづくりを行っています。子犬用から老犬用まで幅広いラインナップが揃っており、成長段階に合わせた食事選びが可能です。

自社ブランドの商品だけでなく、世界中から厳選したプレミアムドッグフードも取り扱っているのが大きな特徴です。グレインフリー(穀物不使用)やタラ・カボチャ・ダックなどアレルギーリスクの低い珍しいタンパク源を使用したフードも多く、食物アレルギーや体調面に悩みを持つワンちゃんにも対応できます。

さらにドッグフード以外にもヤギミルクパウダーやデンタルケア用のおやつなど、日々の健康管理をサポートするアイテムも充実しています。

40g×5袋のお試しパックも用意されているため、「いきなり大容量を買うのは不安」という方でも気軽に試せるのも嬉しいポイントです。

アランズナチュラルドッグフード

おすすめポイント
  • 材料はメインのラム肉を含め、たったの9種類
  • 質問や相談にいつでも応えられる体制が整っている

アランズナチュラルドッグフードは累計販売数130万個を突破した実績を持つ、自然素材にこだわったプレミアムドッグフードです。愛犬の体に不要なものをできるだけ省き、本当に必要な栄養だけを届けたいという想いから作られています。

使用している原材料は主原料のラム肉を含めてわずか9種類のみ。着色料や香料、グレイン(穀物)は一切使用せず、自然素材そのものの力で栄養バランスを整えています。さらにアレルギーの原因になりやすいとされる穀物・乳製品・牛肉・豚肉も不使用。シンプルで無駄のない配合にすることで食物アレルギーが気になる愛犬にも配慮されています。

また専門知識を持つスタッフが約30名常駐しており、飼い主からのさまざまな質問や相談に対応できる体制が整っているのも安心できるポイントです。商品選びに関する疑問はもちろん、日々の愛犬との暮らしの中で不安を感じたときにも、気軽に相談できるサポート体制が用意されています。

カナガンドッグフード

おすすめポイント
  • 獣医師の96%が良い製品だと思うと回答
  • 原材料の50%以上がお肉・お魚の高タンパクなフード

カナガンドッグフード チキン・サーモンはイギリス発のプレミアムグレインフリードッグフードとして世界中の愛犬家から高く評価され、現在では45カ国で展開されている人気ブランドです。獣医師の96%が「良い製品だと思う」と回答しており(※1)、品質の高さと信頼性がうかがえます。

生産は動物愛護・動物福祉の先進国であるイギリスやドイツのペットフード専門工場で行われています。チキンをはじめとする動物性原材料は動物福祉に配慮した農場から厳選して調達。さらにFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)(※2)の厳しい基準を満たした施設のみで製造されているため、安心して与えられるフードです。

主原料にはストレスを最小限に抑えて育てられた放し飼いチキンや、新鮮な生のサーモン・マスを使用。良質なたんぱく質をしっかり摂れる設計に加え、穀物を使わないグレインフリー仕様で食物繊維も豊富に含まれています。お腹の調子や体内環境を整えたい愛犬にも嬉しいポイントです。

※1カナガンドッグフード チキンを使用した獣医師114名を対象に「健康な犬の飼主から、当製品を使用してみたいがどう思うか相談された場合、当製品を推奨しますか?」と聞き、「(とても)良い製品だと思う」と回答した割合。2021年8月ベッツアイ調べ
※2ヨーロッパのペットフード業界を代表する団体で、ペットフードの製造や最先端の栄養学に関するガイドラインを定めています。

ブラバンソンヌ

おすすめポイント
  • 単一のタンパク質を主原料としておりアレルギーリスクを軽減
  • 消化しやすく栄養たっぷりの食材を使っている
  • 欧州産ヒューマングレードの食材のみを使用

ブラバンソンヌはベルギー発のペットフードブランドで、年齢や犬種、ライフステージに応じて選べる幅広いラインナップを展開しています。

原材料にはヨーロッパ産の天然素材を使用。消化しやすく栄養価の高いチキンやフィッシュといった高たんぱく食材を中心に、野菜や果物をバランス良く配合しています。さらに食物繊維やオリゴ糖を取り入れることで腸内環境にも配慮し、獣医師監修のもと開発されたオリジナルレシピとなっています。

着色料や香料は使用せず、穀物アレルギーに配慮したグレインフリー設計。愛犬の健康と安全を第一に考えた安心して与えられるペットフードです。

yumyumyum(ヤムヤムヤム)

おすすめポイント
  • シリーズ累計100万袋を突破
  • 国産フード売上No.1
  • 小型犬に最適なドッグフード

ヤムヤムヤムは愛犬の健やかな毎日を支えることを目的に、人の食事と同等レベルの品質を目指して作られている国産ドッグフードです。素材本来の香りや旨みを大切にしており、袋を開けた瞬間においしさが伝わる仕上がりになっています。国産フード売上No.1(※1)という実績からも、多くの飼い主に選ばれていることがうかがえます。

獣医師の監修のもと使用する原材料は一つひとつ厳選。良質な若鶏を中心に国産野菜をバランスよく配合し、炭水化物だけでなくビタミンやミネラル、食物繊維なども自然な素材から摂取できるよう工夫されています。

ラインナップはカリッとしたドライタイプと、しっとりやわらかな柔らかドライタイプの2種類。特に柔らかドライタイプは水分量が多く、歯やあごの力が弱くなってきた愛犬でも食べやすいのが特長です。さらにいつものフードに添えやすい使い切りサイズのウェットフードも用意されており、食事の楽しみを広げてくれます。

またペットフードを以下のリンクからなら約49%OFFでお試し購入することが可能です!

※1株式会社カラーズ GREEN DOG &CAT 販売実績(2023年2月)

ロイヤルカナン

おすすめポイント
  • 犬種別、体型・悩み別にフードが細かく分かれている
  • 食いつきを考えたフード
  • 一流の科学、獣医学、行動の専門家と協力し作り上げている

ロイヤルカナンはフランス発祥の世界的に知られるペットフードブランドです。最大の特徴は「犬や猫それぞれで必要な栄養は異なる」という考え方に基づき、個体差に徹底的に向き合った製品づくりを行っている点にあります。

単なる高級ペットフードではなく科学的根拠に基づいた「食事療法フード」のパイオニアとしても高い評価を受けています。犬用フード一つをとっても「犬用」という大まかな分類にとどまらず、チワワやプードル、柴犬などの犬種別、パピー・成犬・シニアといったライフステージ別、さらに体型や体質、皮膚の悩み、体重管理など目的別に細かく設計されています。
豊富なラインナップの中からその子の状態や悩みに合ったフードを選べるため、「うちの子にぴったりの一品」が見つかりやすいのも魅力です。

また独自技術によって粒の形状や大きさ、香りまで工夫されており、食が細い犬や好みがうるさい子でも食べやすい設計になっています。「これなら食べてくれる」という飼い主の声が多いのも納得です。

特定の病気を抱えている場合や犬種特有の体質・悩みがある場合には、まず検討したいブランドのひとつと言えるでしょう。

Nutro(ニュートロ)

おすすめポイント
  • 厳選された自然素材を使用
  • 栄養素を損なわない製法で作られている
  • 3つの主要ラインナップがある

Nutro(ニュートロ)は1926年の創業以来、約100年にわたって愛され続けてきたアメリカ発のプレミアムペットフードブランドです。自然素材へのこだわりを軸に素材の鮮度や加工方法まで徹底的に追求し、愛犬の健康をできるだけ自然なかたちで支えることを目指しています。

合成保存料・着色料・香料を使用しないのはもちろん、化学合成物に対しても独自の厳しい基準を設けています。また素材本来の栄養や風味を損なわないよう、過度な加熱を避けるなど、製造プロセスにも細やかな配慮がなされています。

ニュートロには大きく分けて3つのシリーズがあり、特定の体質や悩みを持つワンちゃん向けのものから、コストパフォーマンスを重視したタイプ、毛並みや皮膚の健康をサポートするタイプ、栄養バランスを徹底的に追求したタイプまで幅広く展開されています。愛犬の体質や好みに合わせて、最適なフードを選びやすいのも大きな魅力です。

子犬にドッグフードを与える時に大切なこと

子犬にドッグフードを与えるときに特に大切なポイントを初めての方にも分かるようにまとめました。

ポイント
  • 必ずふやかしてから上げるようにする
  • 回数は成犬よりも多めにあげる
  • 急にフードを変えない

必ずふやかしてから上げるようにする

子犬、特に離乳直後から生後4〜5ヶ月頃まではドライフードをぬるま湯でふやかして与えることが非常に大切です。

これには主に2つの理由があります。一つ目は「消化の助け」です。子犬の消化器官はまだ非常に未発達で、硬いドライフードをそのまま食べると胃腸に負担がかかり下痢や嘔吐の原因になります。ふやかすことで消化がスムーズになり、栄養の吸収率も高まります。
二つ目は「水分補給」です。自分から水を飲むのが下手な子犬でも、食事と一緒に自然と水分を摂ることができます。ふやかす際は40℃程度のぬるま湯を使い、15分〜20分ほど置いて芯まで柔らかくしましょう。

熱湯はビタミンなどの栄養素を壊してしまうため避けてください。

回数は成犬よりも多めにあげる

子犬の食事回数は成犬(1日2回)よりも多い1日3〜4回が理想的です。

これは子犬の胃が非常に小さく、1日分に必要な膨大なエネルギーを一度に食べきることができないためです。一度にたくさん与えすぎると消化不良を起こして吐き戻してしまいます。
また子犬(特に超小型犬)は体内にエネルギーを蓄えておく力が弱いため、食事の間隔が空きすぎると急激に血糖値が下がる「低血糖症」を引き起こし、ぐったりして命に関わることもあります。

生後6ヶ月を過ぎ、体がしっかりしてくるまでは朝・昼・夕・晩など、できるだけ間隔を均等にして小分けに与えることで安定した成長をサポートしてあげましょう。

急にフードを変えない

新しいフードに切り替える際、一気に全量を変えてしまうのは禁物です。

犬の腸内細菌は食べ慣れたものに合わせてバランスを保っているため、急な変更は下痢や軟便、腹痛の大きな原因になります。切り替えは「1週間から10日間」ほどかけて、ゆっくりと行うのが鉄則です。
最初はこれまでのフードに新しいものを1割だけ混ぜ、翌日は2割、その次は3割……と、愛犬のウンチの状態を毎日チェックしながら徐々に新しいフードの割合を増やしていきます。もし途中でウンチが緩くなった場合は、一つ前の割合に戻して様子を見てください。

特に環境の変化に敏感なお迎え直後はまずはペットショップやブリーダーが与えていたものと同じフードを継続し、環境に慣れてから切り替えを検討しましょう。

ドッグフードが子犬にあっているかどうかの見分け方

ドッグフードがその子に合っているかどうかは「体から出るサイン」をチェックすることで判断できます。

ポイント
  • ウンチの状態
  • 毛と皮膚のコンディション
  • 食いつきと食後の様子
  • 口臭や体臭

ウンチの状態

ウンチはフードの栄養が適切に消化・吸収されているかを正直に教えてくれます。

理想的なのは「適度な硬さとツヤがあり、ティッシュで掴んでも形が崩れず、地面に少し跡が残る程度」の状態です。もし掴むとぐにゃりと崩れるような軟便が続く場合は、フードの脂質が高すぎるか消化能力に対して給与量が多すぎる可能性があります。
逆に石のように硬くコロコロしている場合は水分不足や繊維質の不足が考えられます。またウンチの回数や量が異常に多い場合も要注意。これはフードに含まれる未消化のカスが多く、栄養が体に吸収されずに素通りしてしまっているサインかもしれません。

毎日、色・形・硬さをチェックする習慣をつけましょう。

毛と皮膚のコンディション

皮膚や被毛は摂取した栄養が最後に行き渡る場所と言われており、フードの質が顕著に現れます。

体に合った良質なフードを食べていると「毛に自然なツヤが出て、手触りがしっとりと柔らかく」なります。逆に栄養バランスが偏っていたり粗悪な油分が含まれていたりすると、毛がパサついてゴワゴワになったり、フケが目立ったりすることがあります。
また皮膚の赤みや強い痒み、特定の場所を頻繁に舐めるしぐさが見られる場合はフードに含まれる原材料に対するアレルギー反応の可能性も否定できません。

子犬期は皮膚がデリケートなため、ブラッシングをしながら皮膚の状態をこまめに確認し、ベタつきやカサつきがないか見てあげてください。

食いつきと食後の様子

「喜んで食べているか」と「食べた後に異変がないか」は、相性を見極める重要な指標です。

まずは準備をしている時からワクワクして完食するかどうかを確認しましょう。ただし食いつきが良くても食後に毎回お腹が「キュルキュル」と鳴ったり、ガス(おなら)が頻繁に出たり、吐き戻したりする場合はそのフードが胃腸の負担になっている可能性があります。
また食べた後にぐったりして元気がなかったり、逆に異常に落ち着きがなくなったりする場合も要注意です。

本当に体に合ったフードであれば食後は満足感とともに穏やかに過ごし、消化がスムーズに行われるため元気に遊びや休息に移行できるはずです。

口臭や体臭

意外と見落としがちなのが「匂い」の変化です。

犬には特有の体臭がありますが、フードが体質に合っていないとその匂いが不快なものに変わることがあります。特に「口臭が急に生臭く、あるいは脂臭くなった」場合や「体から脂っぽい独特の悪臭がし始めた」ときは注意が必要です。これはフードに使われている油分が酸化しているか、消化しきれなかったタンパク質が腸内で異常発酵しているサインかもしれません。
また耳の中の汚れ(耳垢)が急に増えて臭うようになるのも、食事の影響が出やすいポイントです。

健康な子犬であれば口や体から嫌な臭いがすることは少ないため、抱っこした時に「いつもと違う臭い」がしないか意識してみてください。

子犬がドッグフードを食べない原因とその対処法

子犬がご飯を食べないと心配になりますよね。
子犬の場合、単なる「わがまま」だけでなく体調不良や環境の変化が敏感に食欲に現れるため、慎重に見極める必要があります。

原因と対処法
  • 環境の変化による「ストレス」は安心できるまで、静かな場所で以前と同じフードを出す
  • フードが「食べにくい」場合はぬるま湯でしっかりふやかして、香りと柔らかさを出す
  • わがままな場合は20分で潔く片付け、『今食べないと下がる』と教える
  • 体調不良の場合は下痢や嘔吐があるなら、迷わず即座に動物病院へ行く

環境の変化による「ストレス」

お迎えした直後や家族が増えた、ケージの場所が変わったなどの変化に子犬はとても敏感です。

原因:緊張や不安で食欲が落ちています。

対処法:食事中は静かに見守り、構いすぎないようにしましょう。
まずは環境に慣れるまで以前いた場所(ブリーダーやショップ)で食べていたものと同じフードを与えるのが鉄則です。

フードが「食べにくい」

身体的な理由で物理的に食べられないケースです。

原因:粒が硬すぎる、大きすぎる、または乳歯の生え変わり時期(生後4〜6ヶ月)で口の中が痛い。

対処法:ぬるま湯でしっかりふやかして香りを立たせて柔らかくしてあげましょう。食べやすくすることで食欲が戻ることが多いです。

「わがまま(偏食)」の始まり

賢い子犬ほど食べないことで「もっと美味しいもの(おやつやトッピング)」が出てくることを学習してしまいます。

原因:おやつの与えすぎや、食べない時にすぐ別のものを出したことで「待てば豪華になる」と覚えた。

対処法:出してから20〜30分経っても食べない場合は黙って片付けましょう。次の食事まで何も与えないことで、「今食べないとなくなってしまう」というルールを教えます。
※ただし低血糖のリスクがある超小型犬の場合は、半日以上抜くのは危険なため注意が必要です。

体調不良(病気のサイン)

最も注意が必要なケースです。

原因:感染症、寄生虫、誤飲、消化不良など。

対処法:食べないことに加えて「下痢・嘔吐・ぐったりして元気がない」といった症状が一つでもある場合はすぐに動物病院を受診してください。子犬は体力が少ないため、1日の絶食が命取りになることがあります。

子犬用ドッグフードのよくある質問

子犬がドッグフードを吐いちゃう場合は?

子犬の吐き戻しには緊急性の低いものと高いものがあります。

まず食後すぐに未消化のフードを出す場合は「早食い」や「粒の大きさ」が原因であることが多いです。一度に飲み込む量を減らす工夫や、ふやかしを徹底することで改善されます。
また黄色い液や白い泡を吐くのは空腹時間が長すぎるサイン(胆汁嘔吐症候群)かもしれません。食事回数を増やして空腹を短くしましょう。

注意が必要なのは「何度も吐く」「下痢を伴う」「ぐったりして元気がない」「異物を飲んだ可能性がある」場合です。
子犬は脱水症状を起こしやすく、感染症や誤飲が命に関わることもあります。これらに該当する場合は吐いたものを持参するか写真を撮って、すぐに動物病院を受診してください。

子犬用から成犬用のドッグフードに切り替えるタイミングはいつ?

切り替えのタイミングは犬の成長が落ち着く「成犬期」の入り口です。

一般的に小型・中型犬は生後10ヶ月〜1歳頃、骨格の形成に時間がかかる大型犬は生後1歳半〜2歳頃が目安となります。子犬用は高カロリーなため、体が完成した後も与え続けると肥満の原因になります。
切り替えのサインとしては体重の増加が緩やかになったり、去勢・避妊手術を終えたりしたタイミングも一つの区切りです。ただしいきなり中身を全部変えると下痢をしやすいため、これまでのフードに新しい成犬用を1割ずつ混ぜ、10日間ほどかけてゆっくりと慣らしていくのが愛犬の胃腸に負担をかけない最も安全な方法です。

子犬用は国産ドッグフードの方が良い?

「国産だから良い」「外国産だから悪い」というわけではなく、中身の品質で選ぶことが大切です。

国産のメリットは輸送距離が短いため鮮度が保たれやすく、日本の住環境(室内飼育や小型犬)に合わせた小粒な設計が多い点にあります。一方、イギリスやカナダなどのペット先進国のフードは原材料の基準や安全規制が日本以上に厳しい場合が多く、高品質な動物性タンパク質を豊富に使った製品が目立ちます。
「国産」という言葉だけに安心せず、原材料の1番目に具体的な肉の名前(鶏肉、ラムなど)が書かれているか、不要な添加物が入っていないかを確認しましょう。

結局のところ、愛犬のウンチの状態が良く美味しそうに食べているかどうかがその子にとっての正解です。

ドッグフードと手作りごはんはどっちが良い?

結論から言うと初心者の方や成長期の子犬には「ドッグフード(総合栄養食)」を強くおすすめします。

子犬期は骨や筋肉を作るためにカルシウムやリンなどのミネラルバランスが非常にシビアです。手作りごはんでこの精密な栄養計算を毎日行うのは専門知識がないと非常に難しく、発育不全のリスクを伴います。
もし手作りの良さを取り入れたい場合はドッグフードを主軸にしつつ、トッピングとして茹でた野菜や肉を少量添える形から始めましょう。

手作りごはんは「水分が摂れる」「保存料を避けられる」といった利点がありますが、まずは「総合栄養食」と書かれたドッグフードで成長に必要な栄養の土台を100%確保してあげるのが一番安心な選択です。

ドッグフードの保存方法は?

ドッグフードの最大の敵は「酸素・湿気・高温」です。

開封した瞬間から「酸化」が始まり、風味が落ちるだけでなく劣化した油が原因で下痢を起こすこともあります。保存の基本は袋のチャックをしっかり閉め、さらに密閉容器(フードストッカー)に入れて「直射日光の当たらない、涼しく乾燥した場所」で保管することです。
冷蔵庫保存は一見良さそうですが、出し入れの際の温度差で袋の中に結露が生じカビの原因になるため基本的にはNGです。また1ヶ月以内に使い切れるサイズを購入するのが理想ですが、どうしても使い切れない場合はあらかじめ数日分ずつ小分けにして密閉袋に入れ、脱酸素剤と一緒に保存すると新鮮さをより長く保つことができます。

まとめ

子犬用ドッグフードは「どれを選ぶか」「どう与えるか」によって、将来の健康状態に大きく影響します。

成長期の子犬には成犬とは異なる栄養バランスが必要なため、月齢や犬種に合った専用フードを選ぶことが大切です。また与える量や回数、フードの切り替え方法を間違えると、下痢や食欲不振の原因になることもあります。
高価なフードが必ずしも正解というわけではなく、安全性・栄養バランス・続けやすさの3点を意識することがポイントです。

愛犬の体調や食いつきをよく観察しながら、その子に合ったドッグフードを見つけてあげましょう。毎日の食事を大切にすることが子犬の健やかな成長につながります。

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