「他社借り入れが6件ある…どこか貸してくれる中小消費者金融はないか?」返済日が近づくたび、ついこんな言葉で検索してしまっていませんか。
正直にお伝えすると、6件の借入がある状態で「新たな借入」ができる業者は、大手・中小問わずほぼ存在しません。総量規制の壁があるからです。
しかし、諦めるのはまだ早い。道は2つあります。独自審査を行う中小業者の「おまとめローン」で一本化を目指すか、国が認めた手続きで「借金を減額」して生活を立て直すか。
自転車操業で破綻する前に、まずは今の借金がどれだけ軽くなるか、シミュレーションだけでも試してみて価値はあります。意外な解決策が見つかるはずです。
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6件借り入れがあっても借り入れできる中小金融会社はありますか?の真実|カードローンはほぼ厳しい
「6件も借入がある状態で、まだ貸してくれる中小の金融会社はあるのか?」
こうした切実な疑問に対しての答えは、「使い道が自由なキャッシング(カードローン)で新たに借りることは、ほぼ不可能」と言わざるを得ません。
カード上限額まで使っちゃったから新しいクレカの申込。今まで審査落ちたことないし利用枠50万ぐらいならすぐ通ると思ってた。でも1時間後メールで審査落ちの連絡。めちゃくちゃショックで自分が多重債務者だということに初めて気づいた。まさか自分が多重債務者認定されるなんて思いもしなかったよ。
— 財前マモル@借金返済700人指導 (@zaizenmamoru) March 3, 2025
単に多重債務を懸念され審査が厳しくなるというだけでなく、法律上の理由がはっきり存在します。
「総量規制」という絶対的な壁
消費者金融からの借入には、貸金業法で定められた「総量規制」というルールがあり、年収の3分の1までと上限が決まっています。
すでに6社から借りている状況であれば、借入総額が年収の3分の1近くに達しているか、場合によっては超えていることも十分考えられます。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
引用:日本貸金業協会お借入れは年収の3分の1まで
この状態で、生活費やレジャー目的のような自由用途の借入を申し込んでも、審査システムは自動的に弾きます。
この仕組みは、銀行はもちろん、アコムやプロミスといった大手、中小の消費者金融でも同じです。正規の貸金業者である以上、法律に反する貸付は行えません。

唯一の希望は「おまとめローン」という例外
では、6件も借入があるからといって、この先まったく手がないのかと言えば、実は一つだけ例外があります。
それが「おまとめローン(貸金業法に基づく借換ローン)」です。
おまとめローンは、利用者にとって明らかに有利になる条件(たとえば金利が下がる、返済が一本化されるなど)がそろう場合に限り、年収の3分の1を超えていても貸付が認められる仕組みになっています。いわゆる例外貸付です。
- 通常のカードローン: 6件の借入があると審査は通らない(総量規制)
- おまとめローン: 6件あっても、審査の土台には乗る可能性がある
今の状況を変えるには、この例外規定を使った借換ローンに目を向けるしかありません。
次の貸付けは、顧客の利益の保護に支障を生ずることがない貸付けとして、総量規制の「例外貸付け」に分類されます。総量規制にかかわらず借入れは可能ですが、借入額が借入残高に算入されますので、借入残高が総量規制の基準を超過した場合、その後、「除外貸付け」や「例外貸付け」を除いて借入れができなくなります。
①顧客に一方的に有利となる借換え
②借入残高を段階的に減少させるための借換え
③顧客やその親族などの緊急に必要と認められる医療費を支払うための資金の貸付け
④社会通念上 緊急に必要と認められる費用を支払うための資金(10万円以下、3か月以内の返済などが要件)の貸付け
⑤配偶者と併せた年収3分の1以下の貸付け(配偶者の同意が必要)
⑥個人事業者に対する貸付け(事業計画、収支計画、資金計画により、返済能力を超えないと認められる場合)
⑦新たに事業を営む個人事業者に対する貸付け(要件は、上記⑥と同様。)
⑧預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け(貸付けが行われることが確実であることが確認でき、1か月以内の返済であることが要件)
おまとめローンを利用するなら中小を検討
「おまとめローンなら、金利の低い銀行や大手の方が良いのでは?」
そう考えるのは当然ですが、今のように6件の借入がある状況では、その選択がむしろ逆効果になることがあります。
と言うのも、銀行や大手はリスク管理を最優先するため、他社借入の件数にかなり厳しいためです。一般的に、4件を超えたあたりから、審査の対象にすらならないケースが多くなります。
この状態で大手に次々と申し込んでしまうと、信用情報には申し込み履歴だけが立て続けに残り、いわゆる「申し込みブラック」とみなされ、ますます通りにくい状態に陥ってしまいます。
だからこそ、最初から中小の消費者金融に絞って検討する必要があります。
中小の業者は、大手で受けられなかった人の受け皿としての役割を持っています。
「件数は多いものの、おまとめによって返済が整う」と判断されれば、6件でも7件でも、柔軟に検討してくれる可能性が残されています。
むやみに申し込んで信用情報だけを傷つける前に、独自審査を行う中小の業者によるおまとめローンを検討してみてください。
他社5件・7件でもチャンスあり?独自審査のおすすめおまとめローン
件数が6件や7件に達している借入状況は、正直に言えば「崖っぷち」です。
それでも、多重債務という事情を理由に門前払いせず、個別の状況を丁寧に確認してくれる中小の消費者金融は存在します。
ここでは、特に「おまとめローン」や「柔軟な審査」に定評があり、多重債務者の最後の頼みの場として知られる3社を紹介します。
①デイリーキャッシング

「他社の借入が多くてどこも通らない」という人が、まず検討すべきなのがデイリーキャッシングです。
ここでは、通常のおまとめローンに加え、複数の借入を一本化することに特化した商品を主力としています。
最大の特徴は、「まずは相談してみてください」という姿勢です。
機械的に即否決するのではなく、現在の返済状況や意志を重視してくれるため、他社借入が多くても審査対象として検討してもらえる可能性が高い業者です。
| 実質年利 | 8.5%~14.5% |
| 借り入れ限度額 | 50~600万まで |
| 融資までの期間 | 最短当日 |
| WEB完結 | 可能 |
| 返済回数 | 最長10年 12~120回 |
②フクホー

フクホーは、大阪・難波に拠点を置く、創業50年以上の老舗消費者金融です。
フクホーの特徴は、書類の提出が多い点にあります。一見デメリットのように思えますが、実際には「書類さえ揃えれば、過去のデータにとらわれず、現在の状況をしっかり評価してくれる」という柔軟さの表れともいえます。
過去に債務整理などの金融事故があっても、現在定職に就いていれば審査の対象となることで知られ、多くの多重債務者を救ってきた実績がある業者です。
| 実質年利 | ・5万円~10万円未満:7.30%~20.00% ・10万円~100万円未満:7.30%~18.00% ・100万円~200万円:7.30%~15.00% |
| 借り入れ限度額 | 200万まで |
| 融資までの期間 | 最短当日 |
| WEB完結 | 可能 |
| 返済回数 | 最長10年 12~120回 |
③いつも
いつもはフリーローンやおまとめローンなどを提供する中小消費者金融です。全国からの申し込みにもスピーディーに対応。ネット上では、その柔軟な対応ぶりから「神金融」と呼ばれることもあります。
もちろん審査が甘いわけではありませんが、担当者が親身に対応してくれる点が評判です。
「件数が多いから」と諦める前に、今の状況を正直に話して相談してみる価値は十分にあるでしょう。
| 実質年利 | 4.8%~18.0% |
| 借り入れ限度額 | 1万円~500万円 |
| 融資までの期間 | 最短即日 |
| WEB完結 | 可能 |
| 返済回数 | 2ヶ月~5年 |
「極甘審査ファイナンス」は闇金の可能性大!中小消費者金融の「独自審査」との違い
「どこも貸してくれない…」と追い詰められていると、つい検索窓に「極甘審査ファイナンス」や「審査なし 誰でも借りれる」といった言葉を打ち込みたくなることがあります。
ですが、焦ってその手の業者に踏み込むのはとても危険です。
ネット上で「極甘」「誰でも借りられる」といった表現を掲げているところは、実質的に闇金と考えて間違いありません。
そもそも、正規の貸金業者が「審査が甘い」「ブラックでもOK」といった広告を出すことは、貸金業法(第16条 誇大広告の禁止)で禁止されています。
6件の借入がある状況で、こうした業者に手を出してしまうと、法外な金利(いわゆるトイチやトゴなど)を求められ、元金どころか利息の支払いだけで生活が立ち行かなくなる可能性が高くなります。
絶対に連絡を取らないようにしてください。
「独自審査」と「甘い審査」は別物
先ほど紹介したデイリーキャッシングやフクホーなどは、国や都道府県に登録された正規の消費者金融です。ただし、「独自審査」=「審査が甘い」わけではありません。
- 審査が甘い(闇金): 返済能力がなくても貸す。その代わり、違法な取り立てで回収する。
- 独自審査(正規の中小): 機械的なデータだけでなく、現在の収入や人柄を見て「返済できるか」を真剣に判断する。
正規の業者は、返済能力がないと判断すれば、迷わず審査で落とします。これは、消費者を多重債務から守るための配慮でもあるのです。
正規業者もダメなら「借りる」以外の選択を|審査に通らない・返済が苦しい場合の「次の一手」
独自審査の中小消費者金融に申し込んでも断られた、あるいはもうこれ以上申し込みをする気力もない…そんな状況は、逆に言えば「借金生活の終わりのサイン」かもしれません。
「借りて返す」という自転車操業は、いつか必ず破綻します。
なので、これ以上、無理に貸してくれる場所を探すのはやめましょう。
代わりに、借金を減らす(債務整理)という、正式に認められた解決策に目を向けてください。
法的な手続き(任意整理など)を行えば、将来発生する利息をカットしたり、月々の返済額を無理のない範囲まで圧縮したりすることが可能です。
いきなり弁護士はハードルが高いなら「無料診断」から
「法的な手続き」と聞くと、「弁護士に会うのが怖い」「費用が高そう」「家族にバレるのでは…」と不安になる方もいるでしょう。
そんなときに役立つのが、スマホから匿名・無料で使える「減額シミュレーター」です。
これは、実際に弁護士や司法書士に依頼する前に、自分の借金がどのくらい減る可能性があるかを簡単に確認できるツールです。
<このシミュレーターを使うメリット>
・完全無料・匿名OK: 名前や住所を明かすことなく診断可能。
・家族にバレない: 診断結果はメールや電話で本人だけに通知。
・24時間対応: 深夜でも、誰にも会わずにチェックできる。
【事例】6件・200万円の借金がどう変わるか
実際に減額診断をきっかけに、生活を立て直したケースは数多く存在します。
Aさん(会社員)のケース
・借入状況: 6社から計200万円
・毎月の返済額: 8万円(利息のみで3万円以上)
・診断・手続き後: 将来利息が全額カットされ、月々3.3万円の返済に。
結果、毎月の負担が4万円以上も軽くなり、3年〜5年で確実に完済できる計画が立ちました。
「自分はいくら減るのか」を知るだけでも、心の重荷は軽くなるはずです。生活が完全にパンクする前に、まずは無料診断で「解決の糸口」を掴んでください。
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6件借入に関するよくある質問

最後に6件の借入に関するよくある質問を紹介します。
「極甘審査ファイナンス」や「審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社」は実在しますか?
そういった業者は実在しません。「極甘審査」「誰でも借りれる」「審査なし」といった表現は、貸金業法16条で禁止されている誇大広告にあたります。この言葉を堂々と使っている時点で、法律を守らない違法業者(いわゆる闇金)です。
正規の消費者金融は、どれだけ柔軟な審査であっても、必ず返済能力を確認します。「誰でも貸す」といった甘い誘い文句の裏には、法外な金利や、家族・職場まで巻き込むような強引な取り立てが潜んでいます。
生活が立ち行かなくなる危険があるため、こうした業者は絶対に利用しないでください。
中小消費者金融について5ch(旧2ch)の口コミは信用できますか?
あくまで参考程度にとどめておきましょう。5chの「借金生活板」などにある「神金融」「ここは通る」といった口コミは、リアルな体験談として参考になります。
しかし、書き込んでいる人の年収や勤続年数、家族構成、居住エリアなどが自分と同じとは限りません。Aさんが通ったからといって、Bさんも通るとは限らないのが審査の世界です。
さらに、情報が古い場合や、業者自身が自作自演している可能性もあります。情報を鵜呑みにしてやみくもに申し込むと、「申し込みブラック」となり審査に不利になるリスクもあるため、注意してください。
他社借り入れあっても借りれる銀行はありますか?
6件の借入がある状態で、銀行カードローンに通る可能性はほとんどありません。
銀行のカードローンは、消費者金融に比べて審査基準が厳しく、警察庁データベースへの照会など審査工程も複雑です。多重債務の状態にある人への融資にはかなり慎重な姿勢をとります。
さらに、銀行側だけでなく、保証会社(アコムやプロミスなど)の審査も通過する必要があります。
6件の借入がある場合、返済能力に不安があると判断されやすく、仮審査の段階で否決されるケースがほとんどです。結果として、申し込み履歴だけが残り、信用情報が不利になる可能性があるため、銀行への申し込みは避けた方が無難です。
債務整理(減額)をするとブラックリストに載りますか?
債務整理(任意整理など)を行うと、信用情報機関に事故情報が登録され、いわゆる「ブラックリスト」入りします。これにより、約5年〜10年は新たな借入やクレジットカードの作成ができなくなります。
しかし、6件の借入があり返済が自転車操業になっている現状では、いずれ支払いが遅れれば、どのみちブラックになる可能性があります。
そのため、何もせず返済不能となり、給料の差し押さえなど法的手段を取られるよりも、早めに自分で借金を整理し、生活の立て直しを始める方が、長い目で見ればはるかにメリットがあります。
総量規制(年収の1/3)を超えていても借りられますか?
「おまとめローン」であれば、法律上借りることが可能です。
通常、貸金業法の「総量規制」により、年収の3分の1を超える貸付は認められていません。
しかし、顧客に一方的に有利となる借り換え(おまとめローン)は「例外貸付」とされ、年収の3分の1を超えていても融資の対象となります。
ただし、この融資はあくまで他社への返済を目的としたものであり、生活費や交遊費、ギャンブルなど自由に使うことはできません。借入金は、業者から直接他社へ振り込まれるのが一般的です。
▶️デイリーキャッシング | ▶️フクホー | |
| 実質年利 | 8.5%~14.5% | 年7.3%~15.0% (15.0%は200万円の場合) |
| 融資限度額 | 最大600万円 | 最大200万円 |
| 審査時間 | 最短30分 | 最短即日 |
| 返済期間 | 5年~最長10年(相談のうえ決定) | 借入日から最長10年以内 |
| 融資対象 | 20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方 | 20歳以上65歳以下の定期的な収入と返済能力を有する方 |
| 特徴 | 全国の個人・法人に対応 スピーディーな審査 | 創業50年以上の老舗 柔軟な審査に定評 |
| 公式サイト | 公式サイト |
中小消費者金融の審査にも落ちました。次に応募すべき会社は?
連続で申し込むのは避け、一度立ち止まることが大切です。
中小消費者金融の独自審査に落ちた直後に焦って次々と申し込むのは逆効果です。短期間に複数の申し込み履歴が信用情報に残ると、「申し込みブラック」となり、本来なら通るはずの審査も通らなくなります。
一度審査に落ちた場合は、少なくとも6か月間は申し込みを控えるのが基本です。その間は無理に借りようとせず、借金の減額診断などを使って、借金を減らす方向での解決策を探る時期と考えましょう。
これ以上借りられる場所を探しても、闇金以外には見つかることはありません。
▶︎【無料・匿名OK】複数社の返済に困ったら「減額診断」で借金を減らす方法もチェック
いわゆる「スーパーブラック」でも借りれる業者はありますか?
正規の業者ではほぼ不可能です。詐欺に注意してください。
「スーパーブラック」の定義にもよりますが、現在進行形で他社への返済を延滞している場合、正規の貸金業者で借りることは難しいでしょう。
唯一、過去に債務整理などの履歴があるものの、現在は完済して定職に就いている状態(過去の事故歴のみ)であれば、フクホーなど一部の業者で借入のチャンスがあります。
現在延滞中にもかかわらず「貸します」と言ってくる業者は、間違いなく闇金や詐欺業者です。
借入を考えるよりも、まずは弁護士や司法書士に相談し、督促を止めることを最優先にしてください。
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まとめ
6件の借入がある今、通常のローン審査に通ることはほぼ不可能です。
唯一の突破口は、独自審査を行う中小消費者金融の「おまとめローン」だけです。
ですが、もしそれでも否決された場合や、自転車操業に疲れてしまった場合は、新たな借金を増やすのではなく、法律に基づいた「借金の減額」を検討すべきです。
悩んでいる間も利息は増えるだけです。まずは無料のシミュレーターで、自分の借金がどれくらい減るかを確認してみましょう。その一歩が、平穏な生活を取り戻すきっかけになります。

