LINEポケットマネーを申し込む際に、多くの方が気にするのが「勤務先への在籍確認があるのか」という点ではないでしょうか。
知恵袋や5chなどの口コミでは、「電話がなかった」「書類提出だけで済んだ」といった体験談も見かけます。その一方で、「勤務先に確認の電話があった」という声もあり、実際のところどうなのか気になる方も多いはずです。
この記事では、LINEポケットマネーの在籍確認について、公式の見解や口コミの実態を整理しながら、電話が行われる場合の流れやプライバシーへの配慮について詳しく説明します。あわせて、審査時に重視されるポイントについても解説していきます。
LINEポケットマネーの在籍確認「原則あり」公式の見解
まず結論からお伝えすると、LINEポケットマネーは在籍確認の電話連絡を「行う場合がある」というのが公式のスタンスです。
LINEポケットマネーの公式サイト内「よくあるご質問」では、次のように記載されています。
Q. 自宅や勤務先へ確認（在籍確認）の電話がかかってきますか？
A. 勤務先にご連絡させていただく場合があります。
恐れ入りますが、勤務先への連絡に関するご要望は承れません。
予めご了承ください。
なお、ご連絡する場合は、オペレーターの個人名での連絡となりますのでプライバシーは守られます。
（出典：LINEポケットマネー「よくあるご質問」）
この「場合があります」という表現は、すべての申込者に必ず電話をかけるわけではなく、審査の内容や提出書類の状況によって実施されることがある、という意味です。
そもそも、LINEポケットマネーのような貸金サービスでは、申込者の返済能力を調査することが法律（貸金業法）によって義務付けられています。その一環として、申告された勤務先で申込者が実際に働いているかを確かめる在籍確認は、審査の重要なプロセスの一つです。
そもそも、LINEポケットマネーのような貸金サービスでは、申込者の返済能力を確認することが貸金業法で定められています。
貸金業法 第十三条（返済能力の調査） 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客の収入や借入状況などを調査しなければならない。
（引用：e-Gov法令検索「貸金業法」）
その過程で、申告された勤務先に本当に在籍しているかを確かめる在籍確認は、審査の基本的なステップのひとつです。
なので、「勤務先への連絡はない」と断言できるわけではありません。申し込みを検討する際は、「勤務先に連絡が入る可能性はある」という前提で考えておくのが現実的です。
「在籍確認なかった」は本当？知恵袋・5chの口コミを分析
LINEポケットマネーの在籍確認について調べると、知恵袋や5ch（2ch）などの掲示板では「勤務先に電話がなかった」「在籍確認はスルーだった」といった投稿を見かけることがあります。
しかし、公式サイトでは「勤務先に連絡する場合がある」と明記されています。それにもかかわらず、なぜ「電話がなかった」という体験談が存在するのでしょうか。
その背景には、いくつかの理由が考えられます。
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審査内容によって電話連絡が不要と判断されたケース
申込者の信用情報（クレジットカードやローンの利用履歴）や、LINEポケットマネー独自の「LINEスコア」など、申込時に得られる情報を総合的に判断した結果、電話による確認を行わなくても勤務実態や返済能力を十分に把握できると判断された可能性があります。
つまり、信用情報やスコアが良好で、申告内容にも不自然な点がなければ、わざわざ勤務先に電話をかける必要がないと判断されるケースがある、ということです。
ただ、公式サイトでも公言されているように電話連絡は基本です。上記のようなケースが、誰にでも当てはまるわけではないので「電話はある」と思っていた方が安心です。
申込者本人が電話に気づかなかったケース
LINEポケットマネーを含む多くの金融サービスでは、申込者のプライバシーを守るため、電話の際にサービス名を名乗らず、担当者の「個人名」で連絡するのが一般的です。
なので、申込者が席を外しているタイミングで勤務先に電話がかかり、同僚が「〇〇（申込者）は席を外しております」と答えただけで在籍確認が完了する場合があります。
このようなケースでは、本人の耳に電話が入ったことが伝わらず、「在籍確認はなかった」と感じてしまう可能性があるのです。
他のサービスの情報と混同しているケース
世の中にはさまざまなローンサービスがあり、特に最近は多様化しています。在籍確認の方法や案内内容もサービスごとに異なるので、他社サービスでの体験や情報と混同し、「LINEポケットマネーでは電話がなかった」と誤って記憶しているケースもあるでしょう。
実際、知恵袋や5chの口コミを見てみると、「電話はなかった」という声のほかに、「個人名でかかってきた」「どのタイミングで連絡があるのか不安だった」といった体験談も見られます。
こうしたことから、「在籍確認がなかった」という口コミは、特定の条件や状況下での個別のケースである可能性が高いと考えるのが自然です。
口コミだけを鵜呑みにせず、あくまで「審査内容によっては勤務先に連絡が入る場合がある」という公式見解を前提に、申込準備を進めておくのが安心でしょう。
在籍確認は「いつ」来る？「電話番号」や「バレる」懸念を解消
在籍確認の電話は、一般的に、申込と本人確認書類の提出が完了した後、審査の最終段階で行われます。連絡は、申告された勤務先の営業時間内（例：平日の日中など）が基本です。
申込者側から「〇日の〇時にかけてほしい」といった具体的な日時を指定することは、原則としてできません。
ただし、勤務先の都合などで特定の時間帯に電話を受けられない事情がある場合には、申し込み後にサポート窓口へ相談してみる価値があります。必ずしも希望どおりの対応になるとは限りませんが、事情を丁寧に伝えることで、可能な範囲で配慮してもらえるケースもあります。
在籍確認はどの電話番号から？
実際の発信元番号は、審査の状況や担当部署によって異なります。特定の番号から必ずかかってくるわけではありません。
また、着信時に「LINEポケットマネー」と表示されることはなく、担当者が「LINEポケットマネーです」と名乗ることもありません。申込者のプライバシーを守るため、携帯電話や個人名で連絡するのが一般的です。
在籍確認でローンの利用を勤務先に知られる可能性は？（プライバシーへの配慮）
LINEポケットマネーの在籍確認では、プライバシーに十分な配慮がされています。上述したように、電話をかける際は「私、〇〇と申しますが、〇〇様はいらっしゃいますか？」といった形式で、会社名やサービス名を出すことはありません。
また、用件についても「LINEポケットマネーのお申し込みの件で」などと伝えることはなく、あくまで自然な電話応対の範囲にとどまります。電話を受けた同僚がローンに関する連絡だと気づく可能性はほとんどありません。
申込者が席を外していた場合でも、「〇〇は席を外しております」「本日はお休みをいただいております」といった対応があれば、それだけで在籍が確認されたとみなされるので、本人が出なくてもOKです。
ちなみに、在籍確認の電話は、賃貸契約時やクレジットカードの申込でも実施されます。万が一、同僚に「もしかして在籍確認？」「何の電話だった？」と聞かれても、「クレジットカードを作った」といえば、それ以上勘繰られることはないでしょう。
そもそもLINEポケットマネーの「審査」は厳しい？審査落ちの共通点
LINEポケットマネーを検討中「審査が厳しいのでは？」と気になる方も多いでしょう。
「審査が甘い」「厳しい」といった表現で一概に判断することはできませんが、LINEポケットマネーの審査には、いくつかの特徴があります。
LINEポケットマネーの審査で考慮される主な要素
まず特徴的なのが、LINE独自の「LINEスコア」です。これは、LINEの利用状況や登録情報などをもとに算出されるスコアで、申込者の信用度を測る指標の一つとして審査に活用されています。
次に、保証会社であるアコム株式会社による審査です。LINEポケットマネーの利用にはアコムの保証を受けることが前提となっているので、LINE Credit側の審査に加えて、アコム独自の基準でも審査が行われます。
さらに、信用情報機関（CICやJICCなど）への照会も行われます。これは他の多くのローンサービスと同様で、過去のクレジットやローンの返済履歴、現在の借入状況などを確認し、返済能力を総合的に判断するために審査上、必要なステップです。
審査結果に影響しやすい一般的な特徴
審査結果は申告内容や個人の状況、金融機関によって異なりますが、一般的に慎重な判断が行われやすい要素として、次のようなものが挙げられます。
- 信用情報
- 他社からの借入状況
- 申込内容や確認の不備
- LINEスコア
過去にクレジットカードやローンなどで延滞の履歴が信用情報に残っている場合、LINEポケットマネーの審査通過は厳しいでしょう。1つでも滞納歴があれば、信用が著しく低いと判断されてまいます。
また、他社からの借入総額が貸金業法で定められた「総量規制」（年収の3分の1）に近い、もしくは超えている場合も、審査に影響する要因となります。特に総量規制は、法律を順守するLINEポケットマネーにとって重要な判断基準の一つです。
さらに、申告した勤務先情報に誤りがある場合や、在籍確認が取れない場合、またLINEスコアが審査基準に達していない場合も、審査に落ちる原因となります。
申込時には、入力内容や書類に不備がないかをしっかり確認して申告することが大切です。
審査についてはこちらの記事もどうぞ。
LINEポケットマネー 在籍確認・審査に関するよくある質問
最後に、LINEポケットマネーの在籍確認・審査についてよくある質問を紹介します。
LINEポケットマネーの保証会社はアコムですか？
はい、アコムです。申込の際は、LINE Credit株式会社と保証会社であるアコム株式会社の両方の審査基準を満たす必要があります。
アコムでの審査に落ちている場合や信用情報に問題がある場合はLINEポケットマネーの審査にも通りにくくなる可能性が高いので、心当たりがある方は別のカードローンを選びましょう。
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LINEポケットマネーの信用情報機関は？
LINE Credit株式会社は、株式会社シー・アイ・シー（CIC）と株式会社日本信用情報機構（JICC）の2つの信用情報機関に加盟しています。審査の際には、これらの信用情報機関に登録されている情報が参照されます。
派遣社員の場合、在籍確認の電話はどこにかかってきますか？
派遣社員の場合、在籍確認の連絡先は申込時に申告した「派遣元（派遣会社）」か「派遣先（実際に勤務している会社）」のどちらかになります。
どちらに連絡が行くかは審査担当者の判断ですが、一般的には派遣元に連絡されるケースが多く、電話のやり取りをスムーズにするためには、自分が対応しやすい連絡先をあらかじめ申告しておくと安心です。
また、自分が対応できない場合は、派遣元に「クレジットカードの在籍確認が入るかもしれない」と伝えておくとスムーズです。
審査結果はいつ頃わかりますか？
審査にかかる時間は、申し込みの内容や提出状況、時間帯によって異なります。
申込手続きと必要書類の提出が完了すると、LINEポケットマネー側で審査が開始されますが、混雑状況や在籍確認の進み具合によっては、結果の通知までに時間がかかることも。お急ぎの場合は余裕をもって申し込むことをおすすめします。
在籍確認の電話では、何か難しいことを聞かれますか？
在籍確認の電話では、申込者が難しい質問に答える必要はほとんどありません。この電話の目的は、あくまで「申込者が申告した勤務先に在籍しているか」を確認することです。
電話は担当者の個人名でかかってくるため、申込者本人が出た場合も「〇〇様ご本人でいらっしゃいますか？」といった簡単な確認だけで済みます。ローンの利用目的や希望額などを聞かれることはありません。
時間も1〜2分程度、「はい」か「いいえ」で答えられる内容です。
勤務先が休みの土日や祝日でも、在籍確認の連絡は来ますか？
原則として申込者が申告した勤務先の営業時間内に行われます。多くの企業が休業している土日や祝日に電話がかかってくる可能性は低いでしょう。
例えば、金曜日の夜や土曜日に申し込んだ場合、勤務先が翌営業日（月曜日）からの営業であれば、在籍確認の連絡もそのタイミングになります。その結果、審査完了も週明け以降になることがあります。
すぐに結果を知りたい場合でも、在籍確認が終わらなければ審査は進まないため急ぎでお金が必要な場合は早めに申込するか、週末でも審査OKの「プロミス」「SMBCモビット」などを検討しましょう。
まとめ
LINEポケットマネーの在籍確認について、公式の見解では「勤務先に連絡させていただく場合があります」とされています。電話は担当者の「個人名」でかかってくるなど、申込者のプライバシーに配慮した方法で行われます。
知恵袋や5chなどで「在籍確認がなかった」といった口コミを目にすることもありますが、これは個別の審査状況や他サービスの情報との混同による可能性も。すべての申込者に当てはまるわけではないため、あくまで参考程度に捉えておくのが適切です。
どうしても在籍確認の電話を避けたい場合は、電話連絡に関する案内が異なる他のローンサービスを検討することも一つの方法です。
