「独自審査のファクタリングなら通りやすいって本当?」
「審査が甘いファクタリング会社を探している」
そんな不安や悩みを抱えて、柔軟な対応をしてくれるファクタリング会社を探している方も多いのではないでしょうか。
「以前の申し込みで審査に落ちた」「個人事業主という理由で断られた」などの経験があると、なおさら審査に慎重になってしまうものです。
そこで、この記事では、申込者の信用情報だけでなく、事業の将来性やこれまでの実績、人柄なども含めて総合的に判断してくれる『独自審査』のファクタリング会社をピックアップ。
中でも、即日入金に対応しており、スピード感を求める個人事業主・フリーランスの方にも心強いサービスを中心にご紹介します。
急な資金繰りでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
▶︎審査スピードが早く必要書類が少ないのはペイトナーファクタリング
ファクタリングに「審査なし」は嘘?独自審査で柔軟に対応できるワケとは
まず押さえておきたいのは、「審査なし」で契約できる健全なファクタリング会社は存在しないという点です。
ファクタリングは貸金業ではないため、貸金業法に基づく厳格な審査義務こそありませんが、契約自体は「債権の売買」にあたるれっきとした法律行為です。
そのため、独自審査といえど、どの業者も最低限の確認=審査を行うのが通常です。
たとえば、以下のような点は必ずチェックされます。
- 架空債権ではないか(請求書の実在性)
- 二重譲渡されていないか(すでに他社に売却されていないか)
- 反社会的勢力と関わっていないか
これらの確認をせずに請求書を買い取ることは、ファクタリング会社にとっても重大なリスクとなります。
もし「審査不要」や「無条件で買い取り可」などとうたう業者がいれば、それは違法業者や詐欺業者である可能性が極めて高いでしょう。
信頼できるファクタリング会社を見極めるためには、「審査がある=健全な運営をしている」という視点も、ひとつの判断材料になります。
銀行融資との違いは?「独自審査」が甘いと言われる理由
「審査があるのなら、銀行融資のように厳しいのでは?」と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
ファクタリングの「独自審査」が、一般的な金融機関と比べて『通りやすい』といわれるのは、審査で重視されるポイントが銀行などの融資とは根本的に異なるという明確な理由があります。
銀行融資では、申込者自身の信用情報や過去の返済履歴、税金の納付状況などが厳しくチェックされます。
一方、ファクタリングにおいて焦点が当たるのは、「売掛先の信用力」や「請求書の確実性」。つまり、『あなたの信用』ではなく『相手企業の信頼性』が重視されるということです。
たとえあなたの会社が赤字決算や税金滞納、債務超過といった状況でも、請求書の発行先である取引先(売掛先)の信用力が高ければ、審査に通る可能性が十分にあります。
この違いこそが、他で融資を断られた個人事業主やフリーランスの方でも、ファクタリングなら資金調達の可能性が見える理由といえるでしょう。
「独自審査」と「従来型の審査」の違いとは?
近年、「独自審査」を打ち出すファクタリング会社が増えつつありますが、その一方で、従来型の審査プロセスを重視する企業も依然として存在します。
とくに、銀行系や大手ファクタリング会社では、審査基準や手続きが比較的厳格に設定されているケースが多く見られます。
両者の大きな違いは、「誰を、どこまで見るのか」という審査の視点と深さにあります。
以下に、主な違いを一覧で比較してみましょう。
独自審査のファクタリング | 従来型の審査のファクタリング | |
審査の焦点 | 売掛先の信用力(9割)申込者の人柄・将来性(1割) | 売掛先の信用力(6割)申込者の財務状況(4割) |
必要書類 | 【少ない】・請求書・通帳コピー(決算書・確定申告書は原則不要) | 【多い】・請求書、通帳コピー・決算書(2〜3期分)・納税証明書 など |
審査方法 | AI審査や担当者との面談が中心 | 書類に基づいた厳密な与信審査が中心 |
審査スピード | 速い(最短即日〜) | 遅い(数日〜数週間) |
主な対象者 | 個人事業主、フリーランス、設立間もない法人 | 安定した経営基盤のある中小企業、中堅企業 |
メリット | 審査の柔軟性・スピード赤字決算や税金滞納でも利用しやすい | 手数料が比較的安い信頼性が高く、安心して利用できる |
「決算内容や納税状況に不安がある」「とにかくスピードを最優先で資金化したい」という方には、独自審査のファクタリング会社が向いています。
一方で、「時間はかかっても、少しでも手数料を安く抑えたい」「ある程度経営が安定している中小企業」は、従来型の審査のファクタリング会社でも問題ないでしょう。
独自審査なのになぜ?ファクタリング審査に落ちる理由と個人事業主が注意すべき点
独自審査のファクタリングでも、状況によっては審査に落ちることがあります。
ここでは、主な落ちる理由と申し込み時の注意点を解説します。
- 売掛先(取引先)の信用力が低い
- 請求書の存在が疑わしい
- 二重譲渡の疑いがある
- 事業実態が不明瞭だと思われる
- 申込者本人との連絡がスムーズにいかない
- 必要書類に不備がある
①売掛先(取引先)の信用力が低い
先述したように、ファクタリング審査の最重要項目は、あなた自身の信用力よりも「売掛先の支払い能力」です。たとえあなたの経営状況が苦しくても、売掛先が優良企業であれば審査に通る可能性は十分にあります。
逆に、以下のようなケースでは、売掛先の信用力が低いと判断され、審査に落ちる原因となります。
- 設立して間もない法人や個人事業主
- 決算が赤字続きである
- 過去に何度も支払い遅延を起こしている
- インターネット上にネガティブな情報(悪い口コミ、訴訟情報など)がある
申し込みの際は、できるだけ信用力の高い売掛先の請求書を提出することが重要です。
相手先の信頼性が、そのまま審査結果に影響するケースも少なくありません。
②請求書の存在が疑わしい
請求書の存在が疑わしい場合も、審査に通らない原因の一つです。
ファクタリング会社は、提出された請求書が実在し、正当な取引に基づいているかを慎重に確認します。
以下のようなケースでは、架空取引の可能性があると判断され、審査落ちにつながるおそれがあります。
- 請求書の発行日が未来の日付になっている
- 請求書の必須項目(発行者名、金額、支払期日など)に抜け漏れがある
- 取引内容に対して、請求金額が不自然に高額すぎる
- 過去の入金実績が通帳で確認できない
③二重譲渡の疑いがある
「二重譲渡」とは、同じ請求書を複数のファクタリング会社に売却し、不正に資金を調達する行為です。これは詐欺罪に問われる可能性がある明確な違法行為で、業界でも特に警戒されています。
ファクタリング会社は、債権譲渡登記の確認や業界内の情報共有ネットワークを活用して、二重譲渡の有無を厳しくチェックしています。
④事業実態が不明瞭だと思われる
法人に比べて、個人事業主やフリーランスは事業の客観的な証明が難しいため、「実際にビジネスとして活動しているか」を示すことが求められます。
たとえば、ウェブサイトやSNSアカウントがなかったり、固定電話がなく携帯電話のみの場合は、事業実態が不明瞭と見なされ、審査でマイナス評価となることがあります。
正式な請求書や見積書がなく、メールやチャットのみでのやり取りの場合、取引の正式な証明が不足していると判断されることも。
ファクタリング会社によっては審査が通りにくくなる可能性があるため注意が必要です。
⑤申込者本人との連絡がスムーズにいかない
審査の過程では、ファクタリング会社の担当者から電話やメールで確認事項の連絡が入ることがあります。
この際、電話に出られなかったりメールの返信が大幅に遅れたりすると、「コミュニケーションが取れない」「何かを隠しているのでは」と疑われ、信用を損ねる原因となります。
特に、ひとり社長の個人事業主や副業で活動するフリーランスの場合、本業の対応で手が回らず連絡が遅れがちになることも少なくありません。
こうした対応の遅れは、審査落ちの大きな要因の一つです。
⑥必要書類に不備がある
「急いでいるから」といって、提出を求められた書類に不備や誤りがあると、審査が一時中断してしまいます。
特に、請求書の金額と通帳の入金額が一致しない場合や、本人確認書類の有効期限切れなどの単純なミスには十分注意が必要です。
書類は必ず提出前に慎重に確認しましょう。
審査が甘い!個人事業主・フリーランス向け独自審査ファクタリング5選
数多くのファクタリング会社の中から、審査が柔軟なサービスを選ぶのは簡単ではありません。
ここからは、特に個人事業主やフリーランスの方におすすめできる、独自審査を採用しているファクタリング会社を厳選して紹介します。
①PMGファクタリング:大手ならではの豊富な実績と信頼感が魅力
赤字決算や税金滞納、他社での断りなど厳しい状況にある経営者にとって、頼りになるのが業界トップクラスの実績を誇る「PMGファクタリング」です。
PMGは豊富な取引データをもとに独自の審査基準を設けており、決算書の数字だけで判断されることはありません。事業の将来性や代表者の熱意など、数字に表れない部分まで評価する柔軟な審査体制が、多くの中小・小規模事業者から高い評価を受けています。
最大の特徴は、緊急時に応える圧倒的なスピード感です。申し込みから入金までが非常にスムーズな資金化が可能。急な支払いに迫られる状況でも頼りになるパートナーと言えます。
手数料 | 要問い合わせ |
利用可能額 | 上限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
契約方法 | 2社間と3社間から選べる |
個人事業主 | 可 |
オンライン完結 | 可 |
②QuQuM:オンライン完結!スピード重視
「今日、今すぐにでも資金が必要…」
そんな一刻を争う状況に応えるのが「QuQuMo(ククモ)」です。最大の特徴は、申し込みから着金まで最短2時間という、業界屈指のスピード入金を実現している点。
この迅速さを可能にしているのが、面談や書類の郵送を一切省いた、スマホだけで完結するオンライン契約の仕組みです。移動や郵送によるタイムラグがないため、どこにいてもスムーズに資金調達が可能となっています。
さらに、東証グロース上場企業「弁護士ドットコム」のグループ会社が運営しているため、コンプライアンス体制も万全です。新しいサービスに不安を感じる方でも、安心して利用できます。
手数料は1%〜と業界最安水準であり、スピード・信頼性・コストパフォーマンスの三拍子が揃った、現代のニーズに応えるファクタリングサービスと言えるでしょう。
手数料相場 | 1%~ |
利用可能額 | ~金額上限なし |
即日入金 | 最短2時間 |
個人事業主 | 可(法人も対象) |
オンライン完結 | 可 |
③フリーナンス:フリーランスを支えるサービス満載
フリーランスとして独立すると、資金繰りの不安だけでなく、業務上のトラブルにも一人で備える必要があります。そんな悩みをまとめて解決してくれるのが「フリーナンス」です。
主な特徴は、請求書(売掛債権)を最短即日で現金化できる「即日払い」機能。手数料は3%〜10%と明確で、急な支払いにも安心して対応可能。
さらに、全会員に、最大5,000万円まで補償される損害賠償保険(あんしん補償)が無料で付帯されます。情報漏えいや著作権侵害、納期遅延など、フリーランスが直面しやすいリスクから事業を守ります。
また、フリーナンス専用口座に入金先を設定すると、利用実績が信用スコアとして可視化され、それに応じて「即日払い」の手数料が下がる仕組みも特徴です。
資金調達だけでなく、信用構築とリスク対策までカバー。フリーランスが仕事を続けやすく、安心して新しいことに挑戦できるサービスです。
手数料相場 | 3~10% |
利用可能額 | 1万円~ |
即日入金 | 審査は最短30分最短当日入金 |
個人事業主 | 可 |
オンライン完結 | 可 |
④ペイトナーファクタリング:申し込みから最短10分!
「とにかく今すぐ、手続きの手間なく現金がほしい」という方に、圧倒的なスピードで応えるのが「ペイトナーファクタリング」です。
最大の特徴は、AIによる完全自動審査で、申し込みから最短10分で入金が完了する驚異的な速さです。ほんの少し時間が経つ間に、必要な資金があなたの口座に振り込まれます。
このスピードを実現しているのは、無駄を徹底的に省いたシンプルな手続き。面談や電話は不要で、決算書や事業計画書も求められません。スマホ一つでオンライン完結できるため、忙しいフリーランスにとって大きなメリットです。
料金は初回利用で上限25万円まで、手数料は一律10%と非常に明確。複雑な計算や交渉がなく、利用前から手取り額が分かる安心感があります。
手数料相場 | 10%固定 |
利用可能額 | ~最大100万円※取引実績に応じて判断 |
即日入金 | 着金まで最短10分 |
個人事業主 | 可 |
オンライン完結 | 可 |
⑤PAYTODAY:独自のAI審査で柔軟に対応
事業内容が審査に通るか不安を感じる方にとって、高い審査通過率を誇るAIファクタリング「PAYTODAY」は心強い存在です。
高い通過率の秘密は独自のAI技術にあります。従来の決算書や財務状況だけでなく、取引履歴や事業の将来性など、帳簿に表れない「ビジネスの本当の価値」を多角的に分析。設立間もない企業や個人事業主でも正当に評価されます。
スピードも申し分なく、申し込みから最短30分で入金が完了。急な資金ニーズにも即座に対応可能。
手数料は1%〜9.5%と上限が明確で、不明瞭な費用の請求を心配する必要もありません。
高い審査通過率とスピーディな入金を両立しており、事業の成長を目指すフリーランスや中小企業にとってPAYTODAYは頼りになる資金調達の選択肢です。
手数料 | 1.0%~9.5% |
買取可能額 | 10万円~上限なし |
入金スピード | 最短30分 |
利用対象者 | 法人・個人事業主・フリーランス |
※即日対応は平日の営業時間内に限られます。
独自審査ファクタリングの通過率を最大限に高める2つのコツ
独自審査を謳うファクタリングでも審査に落ちる可能性はあります。
そこで、ここからは通過率を高めるためのポイントを解説します。
審査の9割は「売掛先の信用力」で決まる
繰り返しになりますが、ファクタリング審査において、売掛先の信用力が大きな割合を占めることは間違いありません。
ファクタリング会社が重視するのは、あなたの返済能力ではなく「請求書の売掛先が期日通りに確実に支払うかどうか」です。
そのため、以下のような信用力の高い売掛先の請求書は、高く評価されます。
- 国や地方公共団体、上場企業
- 設立から長く経過し、経営が安定している法人
- 資本金が多く、事業規模が大きい企業
複数の請求書がある場合は、できるだけ信用力の高い売掛先のものを選ぶことが、審査通過への最も確実な方法です。
その上で!申込者が通過率をさらに高めるためにできる3つのコツ
上記の「大前提」を踏まえた上で、申込者自身が審査通過を後押しするためにできる、非常に効果的な3つのコツも見ていきましょう。
- 必要書類は不備なく迅速に提出する
- 担当者との連絡は誠実かつスピーディーに行う
- 複数の請求書があるなら必要額に最も近い請求書を選ぶ
書類に不備があったり、提出が遅れたりすると、「管理がずさんな事業者」という悪い印象を与えてしまいます。
逆に、求められた書類を迅速かつ正確に提出できれば、「信頼できるビジネスパートナー」として好印象を持ってもらえるでしょう。
個人事業主やフリーランスの場合は、あなたの対応や人柄も「事業の信用度」として評価されます。担当者からの電話やメールは、あなたという人間性や事業の信頼性を見極めるための「面談」と考えましょう。
たとえば、電話にはすぐに出るか、出られなければすぐ折り返し、質問には嘘やごまかしなく誠実に答えることが大切です。こうした迅速で誠実なやり取りが、「この人なら安心して取引できる」という信頼につながり、審査にも良い影響を与えます。
また、資金調達の際は、複数の請求書があれば、必要な資金に近い金額の請求書を選ぶのが賢明です。たとえば、必要な資金が40万円なら、「40万円の請求書」を選びましょう。
「100万円の請求書」を提出すると審査のハードルが上がり、審査が長引いたり落ちる可能性が高くなります。
独自審査のファクタリングのよくある質問【個人・フリーランス向け】
最後に、独自審査のファクタリングのよくある質問を紹介します。
Q1. 開業1年未満の個人事業主でも利用できますか?
A.はい、問題なく利用できる可能性が高いです。
多くの独自審査ファクタリングでは、事業年数を重視しません。重要なのは「売掛先の支払い能力」です。
開業して間もなくても、信用力の高い取引先からの正規の請求書があれば、審査に通る可能性は十分にあります。
事業を始めたばかりの方にもおすすめできるサービスです。
Q2. 赤字決算ですが、審査に通りますか?
A2. はい、赤字決算であることが審査落ちの直接的な原因になることはありません。
銀行融資では赤字決算が返済能力の低さと見なされ、審査が厳しくなる傾向があります。
しかし、ファクタリングが重視するのは、「売掛先からの入金の確実性」です。
そのため、赤字決算や税金滞納、債務超過の状況でも、売掛債権の信用性が高ければ買い取ってもらえる可能性があります。
Q3. 家族や取引先に内緒で利用することは可能ですか?
A3. はい、可能です。2社間ファクタリングを選べば、利用を知られずに資金調達ができます。
ファクタリングには、利用者とファクタリング会社のみで契約が完結する「2社間ファクタリング」と、売掛先の同意が必要な「3社間ファクタリング」があります。
2社間ファクタリングの場合、売掛先への連絡や通知は一切ありません。取引先に利用が知られる心配はないので安心してください。
また、ファクタリングは借入ではないため、家族にバレずに利用できます。
Q4. 地方在住ですが、オンライン完結で即日入金は可能ですか?
A4. はい、問題なく利用いただけます。
近年、多くの独自審査ファクタリング会社では、申し込みから契約、入金までの全ての手続きをオンラインで完結できる仕組みを整えています。
スマートフォンやパソコンがあれば、北海道から沖縄まで全国どこでも利用可能です。
また、平日の午前中など早い時間に申し込みを完了すれば、その日のうちに入金を受ける「即日対応」も十分に可能です。
まとめ
ファクタリングの審査は、売掛先の信用力が最も重要なポイントです。できるだけ信用度の高い請求書を選び、必要な資金額に見合った金額で申し込むことが審査通過の近道となります。
また、書類の不備や提出遅れはマイナス評価につながるため、求められた書類は迅速かつ正確に準備しましょう。個人事業主やフリーランスの場合は、担当者とのやり取りで誠実かつ迅速な対応を心がけることも信頼獲得に欠かせません。
資金調達をスムーズに進めるために、ここで紹介したポイントを参考に、しっかり準備して審査に臨みましょう。