格安SIMとキャリアの違いは?回線速度や料金、金額などの違いから徹底解説

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最近「格安SIM」が流行っているけど、実際どんなものなの?
と気になっている方も多いのではないでしょうか。月々のスマホ代が安くなると聞いて興味はあるけれど通信速度や使い心地は大丈夫なのか、キャリアとの違いがよく分からない…という人も少なくありません。

本記事では格安SIMとキャリアの料金の差はもちろん、回線の速さやサポート、メリット・デメリットまで分かりやすく解説します。
「乗り換えたいけど不安…」「自分に合うのはどっち?」と迷っている人が安心して選べるようになる内容になっています。これを読めば格安SIMの仕組みから選び方のコツまでしっかり理解できますよ!

目次

格安SIM(MVNO)とは

格安SIMとは一言で言うと大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天)の回線を借りて通信サービスを提供している通信事業者のことです。
このような“回線を借りてサービスを提供する会社”のことをMVNO(仮想移動体通信事業者) といいます。

格安SIMが安い理由

格安SIMが大手キャリアと比べて圧倒的に安い料金を実現できる理由は以下にあります。

自社で通信回線を持たず、大手キャリアの回線を借りているから

格安SIMは自社で基地局や通信塔を建てたり膨大な設備投資を行う必要がありません。大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)が持っている通信インフラを「卸売」で借り、その回線をユーザーに提供しています。
通信インフラの構築には何千億円単位のコストがかかりますが、格安SIMはこの負担がゼロ。そのため回線の維持・管理費も大幅に削減できます。

設備投資が少ない分料金に上乗せする必要がなく、ユーザーに安くサービスを届けられる仕組みになっています。

店舗をほとんど持たず、人件費・運用費が少ないから

大手キャリアは全国にショップを展開し、スタッフを配置して対面サポートを行っています。
そのため店舗の賃料、光熱費、人件費などの固定費が非常に多く、料金の一部として利用者が負担する形になっています。

一方格安SIMの多くは“オンライン完結型”。申し込み、プラン変更、サポートの多くをWebで行うため、店舗を大量に持つ必要がありません。その結果運営コストが大幅に削減され、月額料金を安く提供できるのです。

通信速度を時間帯で制限してコストを抑えているから

格安SIMは大手キャリアの回線を“道路”のように借りて使っています。この道路の幅にあたるのが「帯域」で、幅が広いほどたくさんのデータが同時に通れるため通信速度が速く安定します。ただしこの帯域は広ければ広いほど仕入れコストが高くなってしまいます。
そこで格安SIMは、料金を安くするために「必要な分だけ道路(帯域)を借りる」という方法を取っています。

普段の利用には十分ですが、利用者が一気に増えるお昼の12時台や夕方などは道路が混雑し、どうしても速度が落ちやすくなります。
時間帯によって速度に差が出るのはデメリットですが、この“帯域を必要量だけ確保する仕組み”のおかげで、大手キャリアの半額以下という低料金が実現できているのです。

シンプルな料金体系で運営コストが低いから

大手キャリアには家族割・ネットセット割・通話オプションなど、多数の割引や複雑なプランが存在します。プランが複雑になるほど、管理システムやサポートのコストが増えます。

対して格安SIMは「データ容量 × 通話オプション」程度のシンプルな構成が基本です。プランが少ない分管理システムの負担も軽くなり、問い合わせ対応もシンプル。その分運営コストが下がり、料金を安く設定できるのです。

キャリア(MNO)とは

キャリアとは一言でいうと 「自社の通信設備(基地局や回線)を持ち、独自の通信サービスを提供している大手携帯電話会社」 のことです。
日本では NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイル が代表的なキャリアです。

またキャリアは専門的には MNO(Mobile Network Operator/移動体通信事業者) と呼ばれています。

格安SIMとキャリアの違い

格安SIMキャリア
料金非常に安価。低容量プランが充実。高めだが、割引適用で下がる場合がある。
回線速度混雑時に遅くなる傾向あり(不安定)。高速で安定。混雑時でも速度低下しにくい。
サポートオンライン中心(Web、チャット、電話)。実店舗での対面サポートが充実。
通信品質エリアは同じだが、安定性で劣る。高品質で安定。途切れにくさが優れている。
契約期間縛りがなく、違約金がないプランが多い。プランによるが端末購入で実質縛りが残る場合あり。
店舗ほとんどない(オンラインが基本)。全国に多数の店舗がある。

料金の違い

キャリアは自社で通信設備を運用し、大規模なネットワーク維持や店舗運営に多くのコストがかかるため月額料金が高めに設定されています。

一方格安SIMはその多くをキャリアに借りる形で運用しており、店舗も少ないためコストが大幅に削減されています。その結果同じデータ容量でも半額以下になることも多く、価格重視のユーザーに人気です。

回線速度の違い

キャリアは自社設備を使うため、基本的に安定して高速で混雑時でも速度が落ちにくいのが特徴です。

格安SIMは借りた回線をユーザー間でシェアするため、特に昼12時台や夕方などの混雑時間帯は一時的に速度低下することがあります。ただし格安SIMでも改善が進んでおり、普段の用途では十分な速度が出ることがほとんどです。

サポートの違い

キャリアは全国に多数の店舗があり、対面での相談や契約変更が可能です。故障や設定サポートも手厚いため、初心者でも安心。

一方格安SIMは基本的にオンラインサポート中心。店舗はあっても少数で、対面サポートは限定的になります。「価格重視」「自分である程度設定できる人」には十分ですが、対面での安心感はキャリアに軍配が上がります。

通信品質の違い

キャリアは自社回線のため、エリアの広さや品質が高いのが特徴です。5G対応や山間部、地下などのエリア拡大も早いです。

格安SIMは基本的にキャリアの回線を借りるため、エリアそのものは同じですが混雑時の通信制御がかかりやすい点が違いとなります。

契約期間の違い

近年はキャリアでも縛りなしのプランが増えていますが、端末購入とセットの場合は実質的な拘束が残ることも。

格安SIMは元々縛りがないものが多く、いつでも解約しやすいのが魅力です。気軽に乗り換えられる点では格安SIMが有利です。

店舗の違い

キャリアは全国に実店舗が多数あり、対面での手続きが可能。

一方、格安SIMは店舗をほとんど持たないことで低価格を実現しており、対面対応は一部ブランドを除き少なめです。

格安SIMのメリットとデメリットとおすすめな人

格安SIMの主なメリットとデメリットについてそれぞれ詳しく解説します。

格安SIMのメリット

圧倒的に月額料金が安い

格安SIMの最大のメリットはなんといっても月額料金の安さです。

大手キャリアでは4,000〜8,000円ほどかかるのに対し、格安SIMなら1,000円前後から利用でき、同じデータ容量でも半額以下になるケースが多くあります。

これは自社の通信設備を持たず、大手キャリアの回線を借りることで設備維持費を抑えているためです。また店舗数を最小限にしたり、オンライン手続きを中心にして人件費を削減していることも価格に反映されています。毎月のスマホ代を大きく節約できるため、年間でみると数万円単位で支出が減ることも珍しくありません。

家計の見直しや固定費の削減を考えている人にとって格安SIMは非常にコスパの高い選択肢と言えます。

スマホをやすく購入できる

格安SIMではスマホ本体をお得な価格で購入できる点も魅力です。

大手キャリアの場合、最新スマホは高額になりがちで分割払いや長期契約が前提になることも多いですが、格安SIMの事業者は型落ちモデルやミドルスペック機を中心に手頃な価格で提供しています。
中には2〜3万円台で十分使える端末を購入できるサービスも多く、コストを抑えてスマホを持ちたい人に最適です。またSIMフリー端末と組み合わせて自由に選べるため、「自分に必要なスペックだけを備えたスマホを適正価格で買う」という、賢い選び方ができるのもポイント。

スマホ代と通信費を合わせてトータルで節約できるのが格安SIMの強みです。

契約の縛りが緩い

格安SIMは契約に関する縛りが少ないのも大きなメリットです。

大手キャリアではかつて2年契約や高額な解約金が一般的でしたが、格安SIMではほとんどの場合、契約期間の縛りなし・解約金なしが標準になっています。「合わなければ別の会社に乗り換える」という柔軟な選択ができるため、初めての人でも安心です。
またプラン変更もオンラインで簡単に行えるため、ライフスタイルの変化に合わせてデータ容量を調整するのもスムーズ。ムダな料金を払う必要がなく、常に自分に合った使い方ができます。

長期拘束されない自由さがあり、気軽に使えるのが格安SIMの魅力です。

プランの選択肢が多い

格安SIMは事業者が多いため、プランの豊富さも魅力のひとつです。

1GBだけの超ライトユーザー向けから20GB以上の大容量プランまで幅広く、用途に応じて最適なプランを選べます。さらにデータ通信のみのSIM、音声通話付きSIM、かけ放題オプション、低速使い放題プランなど機能も多様。
自分のライフスタイルに合わせた細やかな設定ができるため、「必要なものだけを選んで必要な分だけ払う」という合理的なスマホ運用が可能です。

大手キャリアのようにプランが固定されていないため、学生・社会人・主婦・シニアまで幅広くフィットします。

格安SIMのデメリット

通信速度が不安定になりやすい

格安SIMは大手キャリアの通信回線を「一部だけ借りて」サービスを提供しています。この仕組みにより料金を安くできる一方で混雑する時間帯には速度が落ちやすいという欠点があります。

特に正午前後や夕方の帰宅時間帯など多くの人がスマホを使うタイミングでは、帯域(データが通る道路の幅)が限られているため通信が遅くなることがあります。Web閲覧やSNSであれば問題なく使える場合が多いものの、動画視聴や大容量データのダウンロードではストレスを感じることも。

普段どれくらい通信するか自身の利用スタイルに合っているかを確認して選ぶことが大切です。

店舗が少ないので対面サポートが弱い

格安SIM事業者はコストを抑えるため、ほとんどが実店舗を持たずオンラインでの受付を中心に運営しています。

そのため契約手続きや設定が苦手な人にとっては「対面で説明を受けたいのに近くに店舗がない」という状況が起こりやすいのがデメリットです。トラブルが発生した際も電話・チャット・メールが基本となるため、すぐに店頭で相談したい人には不便に感じることもあります。
ただしオンラインサポートが充実している会社も増えており、ガイドやマニュアルも丁寧に整備されてきています。

サポート重視の人は事前にどんなサポート手段があるかチェックしておくと安心です。

キャリア独自のサービスが使えないことも

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)は自社のユーザー向けに多くの独自サービスを展開しています。

例えばキャリア決済、家族割、ポイント連携、メールアドレス(@docomo.ne.jp など)、動画や音楽の特典などです。しかし格安SIMに乗り換えると、これらのサービスが使えなくなる、または制限されるケースがあります。特にキャリアメールが使えなくなる点は仕事や学校の連絡で使っている人にとって大きなデメリットです。

また家族割やセット割がなくなることで、逆に料金が高くなるケースもありえます。乗り換え前に利用中のサービスが継続できるか確認することが重要です。

格安SIMがオススメな人

格安SIMがおすすめな人は以下のような人になります。

おすすめな人
  • とにかくスマホ代を安くしたい
  • オンラインでの手続きに抵抗がない
  • 動画を長時間見ない/速度にこだわらない
  • 基本的にWi-Fi環境で使う

キャリアのメリットとデメリットとおすすめな人

次にキャリアの主なメリットとデメリットについてそれぞれ詳しく解説します。

キャリアのメリット

通信品質・速度が安定している

キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)は自社で全国に基地局やアンテナなどの通信設備を持ち、大規模な投資を行いながらネットワークを整備しています。

そのため利用できる帯域が広く、格安SIMのように「借りている容量の制限」に左右されることがありません。結果として混雑するお昼や夕方でも速度が落ちにくく、動画視聴・ゲーム・リモート会議などデータを多く使う場面でも快適に利用できます。
また山間部・地下・屋内など電波が届きにくい場所でもつながりやすく、災害時の通信安定性も高いことが特徴です。

日常生活で安定した通信を重視する人にとってキャリアは安心して利用できる選択肢と言えます。

店舗サポートが充実している

キャリアは全国各地に店舗(ショップ)を構えているため、対面でサポートを受けられる体制が整っています。

スマホの初期設定、料金プランの相談、機種変更の手続き、故障相談などを店頭でスタッフに直接説明してもらえる点は大きなメリットです。スマホ操作が苦手な人やトラブルがあったときにすぐ相談したい人にとって店舗サポートの安心感は非常に大きいもの。また即日で端末交換や修理対応が可能な場合もあり、スピーディーな解決が期待できます。

オンラインだけでは不安を感じる人、細かい相談を対面で進めたい人にはキャリアの店舗サポートが非常に便利です。

端末割引や家族割などお得な特典が豊富

キャリアでは端末代の大幅割引、家族割、光回線とのセット割、ポイント還元など多くの割引制度や特典が用意されています。

特にスマホ端末の割引は強力で、最新モデルでも実質負担額が数万円まで下がるケースがあります。また家族で同じキャリアを使うことで月額料金が1回線あたり数百〜数千円安くなることもあり、家族全体で大きな節約につながります。さらにキャリア決済、特典ポイント、会員向けサービスなど、日常生活で使える独自サービスも充実しており、長く利用するほどお得になりやすい仕組みが整っています。

総合的なコストパフォーマンスを重視したい人には魅力的なメリットです。

キャリアメールが使える

キャリアを契約していると「@docomo.ne.jp」「@au.com」「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールを利用できます。

キャリアメールは信頼性が高く、学校や企業などで登録必須となるケースもあるためこれを維持したい人にとって大きなメリットです。また迷惑メールフィルタの精度も高く、重要な連絡を受け取りやすい点も魅力です。
格安SIMではキャリアメールが使えないことが多いため、メールアドレスを変えたくない人や、仕事・習い事・地域サービスなどでキャリアメール登録をしている人にとっては特に便利なポイントです。

キャリアのデメリット

月額料金が高い

キャリアの最大のデメリットは格安SIMに比べて月額料金がかなり高い点です。

自社で基地局の維持・新設を行い、大規模な設備投資やスタッフの人件費、店舗運営費を負担しているため、そのコストが料金に反映されています。さらに広範囲のエリア整備や通信品質の向上、24時間体制のサポートなども加わり結果として月額7,000〜10,000円台になるケースも珍しくありません。
データ量を多く使わない人にとっては割高に感じやすく、同じデータ量でも格安SIMなら半額以下になることが多いため、コスト重視の人には不向きです。

プランが複雑でわかりにくいことがある

キャリアはユーザーの幅広いニーズに対応するため、多数の料金プランやオプションが用意されています。

しかしその反面仕組みが複雑になりやすく、どれを選べばいいのか分かりにくいという課題があります。データ量の違い、家族割やセット割の適用条件、端末購入プログラムの有無、さらに各種オプションの組み合わせなど確認する項目が多く、最適なプラン選びが難しい場合があります。
またプラン説明の専門用語が多く、スマホに詳しくない人にとっては理解しづらいことも。気づかないうちに不要なオプションへ加入してしまったり、割引が終了して料金が上がるなどのケースもあり、ユーザー側にとって分かりやすさという点で改善の余地があります。

端末の分割払いで実質的に縛りが生まれる

キャリアでは端末代金を24回や48回などの長期分割で支払う仕組みが一般的です。

一見すると負担が軽く見えますが、実際には「分割支払いが終わるまで他社へ乗り換えづらい」という状況が生まれます。途中で解約すると残りの端末代を一括で支払う必要があるため、乗り換えのハードルが高くなり結果的に“実質的な縛り”が発生します。
また端末割引プログラムを利用している場合、一定期間の利用が条件だったり返却ルールが厳しい場合もあり、自由度が低くなる点もデメリットです。

乗り換えによる節約が難しくなることで長期間キャリアを使い続けることになり、総支払額が高くなりやすいという問題があります。

キャリアがオススメな人

キャリアがおすすめな人は以下のような人になります。

おすすめな人
  • 安定した通信速度を重視する
  • 動画視聴・オンライン会議が多い
  • 店舗でのサポートが必要
  • 家族でまとめて割引を利用したい

格安SIMに乗り換える際の注意点

格安SIMに乗り換える際の注意点7つを説明します。

注意点
  • 自分でプランを選ばなければいけない
  • 通話料が高くなることがある
  • LINEのID検索ができない場合がある
  • キャリアメールが使えなくなる
  • 端末のSIMロック解除が必要に
  • 自力で問題を解決する努力をしなければいけない
  • クレジットカード決済が主流となっている

自分でプランを選ばなければいけない

格安SIMではキャリアのように店舗スタッフが最適なプランを提案してくれるわけではなく、自分でデータ容量・通話オプション・料金を比較しながら最適なプランを選ぶ必要があります。

そのため現在どれくらいデータを使っているか、どれだけ通話するかなど、自分の利用状況を把握しておくことが大切です。プランを間違えると必要以上の通信量を契約して料金が無駄になったり、逆にデータが足りなくなって速度制限にかかることもあります。

初めて乗り換える人は少し手間に感じることがありますが、事前に調べることで無駄な出費を抑えられるというメリットもあります。

通話料が高くなることがある

格安SIMは基本料金が非常に安い一方で、通話料金が30秒あたり22円〜など比較的高めに設定されている場合があります。

キャリアのように「かけ放題が標準で含まれる」ことが少なく、通話が多い人は想定以上に料金が高くなってしまうケースもあります。ただほとんどの格安SIMには専用アプリで通話料が半額になる仕組みや、5分・10分かけ放題などのオプションがあります。

普段どれくらい電話をするのかを把握し、必要であればかけ放題オプションを追加しておくと安心です。

LINEのID検索ができない場合がある

多くの格安SIMではLINEの年齢認証ができないため、ID検索機能が使えないことがあります。

特に友だち追加でID検索をよく使う人にとっては不便に感じるポイントです。ただしLINEのQRコード、招待リンクなど代わりとなる方法はいくつもあるため、実際の利用上は大きな支障にならないケースがほとんどです。

また一部の格安SIM(例:LINEMOなど)では年齢認証が可能なサービスもあります。乗り換え前に対応状況を確認しておくと安心です。

キャリアメールが使えなくなる

格安SIMへ乗り換えると@docomo.ne.jp や @ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp などのキャリアメールは基本的に使えなくなります。

長年使用してきたメールアドレスで登録しているサービスが多い場合、乗り換え前にメール変更手続きが必要になります。ただし近年はGmailやYahoo!メールなどのフリーメールが主流になっており、キャリアメールが必須となる場面は減っています。
また大手キャリアが提供する「キャリアメール持ち運びサービス(月額有料)」を利用すれば、乗り換え後もキャリアメールを使い続けることも可能です。

日常で困らないよう事前準備をしておくことが大切です。

端末のSIMロック解除が必要に

大手キャリアで購入したスマホは他社のSIMを使えないようSIMロックがかかっている場合があります。

格安SIMへ乗り換えるには事前にSIMロック解除手続きを行う必要があります。最近は法律の改正により、多くの端末は購入時点からSIMフリーになっていますが、古い端末を使っている場合は注意が必要です。

SIMロック解除はオンラインなら無料で数分で完了しますが、店舗で行うと手数料がかかることもあります。対応状況を確認しスムーズに移行できるよう準備しておきましょう。

自力で問題を解決する努力をしなければいけない

格安SIMは低価格を実現するため、多くのサービスがオンライン完結型で基本的には店舗サポートがありません。

通信トラブルや設定に関する疑問が出たときは公式サイトのヘルプやチャットサポートを利用しながら、自分で調べて解決する必要があります。スマホの設定が苦手な人にとっては最初は少しハードルが高く感じられるかもしれません。
ただし公式サイトには手順が丁寧にまとめられており、慣れてしまえば問題なく利用できます。

コストを抑える代わりに「自分で調べる姿勢」が求められる点は理解しておきましょう。

クレジットカード決済が主流となっている

格安SIMの料金支払い方法はほとんどがクレジットカード決済となっています。これは料金回収コストを抑えるためであり、キャリアのように口座振替やコンビニ払いに対応していないことが多いのが特徴です。

クレジットカードを持っていない人はデビットカードが使えるか、プリペイドカードに対応しているかを事前に確認する必要があります。サービスによっては銀行口座振替に対応しているケースもありますが数は少ないため、支払い方法は乗り換え前に必ずチェックしておきましょう。

おすすめの格安SIM|ここなら後悔しない!

ahamo

ahamo(アハモ)はNTTドコモが提供するオンライン専用の格安プランで、ドコモのメイン回線をそのまま利用しているため、エリアの広さや通信速度はトップクラス。格安SIM特有の通信品質への不安がありません。

現在のahamoには月30GB・月額2,970円の基本プランに加え、80GBを追加できる「大盛りオプション」(月額1,980円)があり、最大110GBまで利用可能です。さらにどちらのプランにも5分以内の通話かけ放題が標準付帯しているため、日常的な通話も安心して利用できます。

またahamoは海外91の国と地域で追加料金なしの利用が可能で、月30GBの範囲内でそのままデータ通信が行える点も大きな強みです。海外旅行や出張が多い方には特に便利なサービスといえるでしょう。さらにdカード支払いによるデータ増量(最大5GB)や、dポイントとの連携などドコモユーザー向けの特典も充実しています。

シンプルでわかりやすい料金設計と高い通信品質が魅力のahamoは中容量〜大容量のデータを使う方や海外利用が多い方にとって、非常にコストパフォーマンスの高いプランです。

メリット
  • 110GBもの大容量で動画視聴やテザリングにも充分
  • 5分以内の国内通話が無料
  • 海外でも追加料金なしで30GBまで利用可能
  • ドコモと同じ通信環境で高速通信・安定性が高い
デメリット
  • ほかの格安SIMよりも料金が高い
  • 余ったデータ容量の翌月繰り越しができない
  • 小容量のプランが無い
  • 店舗サポートは有料になってしまう(3,300円)

UQ mobile

UQモバイルはauのサブブランドとして提供される格安SIMで、auと同等の高速かつ安定した通信品質をお得な料金で使える点が大きな魅力。昼夜を問わず快適な通信環境を保てるのも特徴です。
また全国のUQスポットやauショップで対面サポートが受けられるため、初心者やシニアの方でも安心して利用できます。

料金プランは主に「トクトクプラン」と「コミコミプラン」で構成され、利用スタイルにあわせて選びやすい点が魅力です。トクトクプランは段階制でデータ使用量が少ない月は料金を抑えつつ最大30GBまで柔軟に使えるのが特徴。コミコミプランはデータ35GBに加え、10分以内の通話無料がセットになっており、通話の多い人に適しています。さらに余ったデータは翌月に自動繰り越しされるため、データを無駄なく使えるのも嬉しいポイント。

割引サービスも充実しており、「家族セット割」では家族全員が1回線目から月額550円割引を受けられ、離れて暮らす家族も対象です。ただし「自宅セット割」との併用はできません。「自宅セット割」を利用できる環境であれば、最大1,100円の割引が適用されるケースもあり、特にauひかりやauでんきを使っている家庭にはよりお得です。

料金は他の格安SIMと比べるとやや高めですが、通信品質・サポート体制・ブランドの安心感を重視する方にとって非常にバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

メリット
  • 「家族セット割」や「自宅セット割」がある
  • auの高品質な回線を利用できる
  • 店舗でサポートを受けることが可能
  • データ容量を翌月まで繰り越すことができる
デメリット
  • ほかの格安SIMよりも割高になってしまう
  • 留守番電話サービスが月額330円と有料
  • 取り扱い端末のラインナップが少ない

LINEMO

LINEMO(ラインモ)はソフトバンクが提供するオンライン専用の格安SIMで、ソフトバンクと同等の高品質な通信が格安で利用できるのが最大の魅力です。

料金プランはシンプルで「3GB:月額990円」と「10GB:月額2,090円」、「30GB:月額2,970円」の3種類。必要なデータ量に合わせて選びやすく、初めての格安SIMでも迷いにくい構成となっています。また3GBを超えた月は自動的に10GBプランへ移行する仕組みのため、使い過ぎても安心です。

LINEMOならではの独自機能がLINEのデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」。トーク・音声通話・ビデオ通話など、LINE利用がすべてデータ容量にカウントされないため、日頃からLINEを多用する人には大きなメリットとなります。
またソフトバンク・ワイモバイル関連のキャンペーンやPayPay特典など、他サービスとの連携によるお得さも魅力のひとつです。

一方で余ったデータを翌月に繰り越せない点や、サポートがオンライン中心である点には注意が必要です。ただしチャットサポートや公式ヘルプが充実しているため、スマホ操作に慣れている人なら大きな不便は感じにくいでしょう。

全体としてLINEMOはLINEをよく使う人・ソフトバンク回線の安定した通信を格安で使いたい人・データ量を10GB以内に抑えられる人に特におすすめの高コスパな格安SIMです。

メリット
  • LINEのトークや通話、ビデオ通話はデータ消費なし
  • 通信速度が安定している
  • 月額990円〜の格安プランがある
  • 他の格安SIMより通信速度が速い
デメリット
  • 10GBを超えると速度制限がかか流
  • 余ったデータ容量の翌月繰り越しができない
  • 店舗サポートがなく、対応はオンライン限定になってしまう

まとめ

格安SIMとキャリアにはそれぞれ得意なポイントがあり、どちらが絶対に良いというよりもユーザーの使い方や求めるサービスによって最適解が変わります。

「できるだけ安く抑えたい」「オンライン手続きでも問題ない」という方には格安SIMがぴったり。一方で「速度や安定性を重視したい」「困った時は店舗で相談したい」という方にはキャリアが安心と言えるでしょう。
最近ではキャリアのサブブランドや低価格プランも登場し、より自分に合わせた選択がしやすくなっています。

本記事で紹介した比較ポイントや注意点を踏まえながらあなたにとって無理なく快適な通信サービスを賢く選んでみてくださいね。スマホ代の負担が軽くなれば、毎日の生活もぐっと楽になりますよ!

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